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*第2章 。 ページ27


??side(過去)



寒さに耐えきれずにはあ、と小さく息を吐けば、吐いた息は白くなる。


もうすぐクリスマスという今日この頃。


すっかり冬となった街は、寒さに対抗するかのように赤や緑のイルミネーションで飾られている。

街の店からはジングルベルなどのクリスマスらしいメロディーが流れ、証明は黄色に統一されてとても暖かい印象だ。



「××くん、××さんのライブ、凄かったですね。」


そう小さく口に出せば、隣に歩いていた××くんは優しく笑って答えてくれる。


「そうだね、やっぱ××さんは凄い。」



「…夢ノ咲学院、に入りたいです。」



今現在の自分自身の夢を××くんに勇気を出して明かしてみる。


××くんはとても優しいから、こんな小さな自分のどうでもいい話にも、相槌を打ってくれた。



「…俺も、俺も××さんみたいになってみたい。」



照れくさそうに××くんはそう言うと"あっ"と声をあげた。

××くんが見上げた先には大きく輝いているクリスマスツリー。



「俺も、受験頑張るから××も頑張ろうね。」


クリスマスツリーを眺めながら××くんはそう言った。


…ああ、綺麗だ。

来年の今頃は自分はなにをしているのだろうか。




学校は、どこに行っているんだろう。


友達は、出来たかな。


先輩と上手くいっているのかな。


家族はどうなっているんだろう。


××くんはどうなっているのかな。




"僕"は、

どんな人に、なっているんだろうか。





「××くん、絶対に夢ノ咲学院に行きましょうね。」




「…うん、約束だ。」




××くんと指切りをした後、交差点を渡ろうとした瞬間、




"僕"の体に強い衝撃が伝わった。




…誰かに突き飛ばされたような感覚。







激しく鳴り響くクラクションの音。


騒がしく響く人々の悲鳴。


荒く鳴り響いた赤い車のブレーキの音。








…そして




"僕を突き飛ばした"人の最後に呟いた言葉。









"…よか……っ…た…。"





その時に聞こえたその声は






ほんの2時間前にクリスマスライブで聴いた、


沢山の人々を熱狂させていた







"学院の魔女"の掠れた声だった。









「…おい!!おい!!!」






××くんが叫ぶ声が、徐々に薄れていく。






.☆.。.:.+*:゚+。 .゚・*..☆.。.:*・°.*・゚ .゚・*..☆.


急に話を入れてしまってすみません┏○┓

これからは新章が始まる度に学院の魔女が退学した理由の過去を書いていこうと思います!


……

裏切り者の、白実。→←*1章、完結。



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moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月2日 10時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
Nanami(プロフ) - とても面白かったです!更新待ってます。 (2017年12月1日 21時) (レス) id: 78d4acc492 (このIDを非表示/違反報告)
鶴夜(プロフ) - こんな作品かけるなんてうらやま…もってもいい作品です!更新頑張ってください!応援しています!あ、Twitterフォロー失礼します! (2017年10月18日 21時) (レス) id: 4779c44224 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんずあめ(プロフ) - 紅 梅さん» コメントありがとうございます!試聴最高でしたよね!!私は個人的にナイトキラーズの歌がドストライク過ぎて…聞いた瞬間心の中でずっと叫んでました(笑)Knightsの歌い出し、とてもカッコよかったですよね〜!同感です**お話出来てとても嬉しいです!!** (2017年7月21日 20時) (レス) id: 5610f7d23b (このIDを非表示/違反報告)
ぽんずあめ(プロフ) - 悪魔さん» わ〜!2winkPさん!!私は2winkに一目惚れしてあんスタ始めたので…同じような方がいてとても嬉しいです**夢ノ咲箱推しでもありますけどやっぱり2winkですよね(笑)コメントありがとうございました!お話出来てとても楽しかったです!! (2017年7月21日 20時) (レス) id: 5610f7d23b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽんずあめ | 作成日時:2017年2月19日 22時

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