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魔女の正体のヒント2*4 ページ12




午後の授業が終わり現在は放課後。
ユニットの練習に行く者や、部活に行く者。
またはそのまま家に帰る者もいる。


そんな中私は軽音部へ向かっていた。
今日はユニットのプロデュースの予定は一つも入っていないし、テニス部の幽霊部員である私は行く場所もない。

…正直言って暇なのだ。



いい機会だと零に魔女について聞こうと軽音部へと向っている真っ最中。


「お、見えてきた。」


軽音部の扉をガチャリと開こうとしたその時、後ろの方から声が聞こえてきた。


「Aさんじゃないですか、ここで一体なにを?」


声の主は誰なのかと後ろを振り返るとそこには仮面を被った渉が立っていた。

「零に用があってね、急いでるから先に行ってもいいかな。」



渉がこんなことを聞いて来るときは、何かしら企んでいる、そんな時だ。
何か渉にもらしてしまえば世の終わり。
すぐさま学院中に知れ渡る。



私が学院の魔女を探している事を。



「あら、冷たいですねえ。いつものAさんじゃないみたいだ。」



ふふふ、と一つ怪しい笑みを浮かべる渉に私は少しだけ背筋が凍る。

渉のその目は何か獲物を狙っているようなそんな感じの目をしている。


「なんで言わなきゃいけないの?」



「ただ気になっただけですよ?私なら何か君に教えられるかもしれない。」


一理あるでしょう?

そう言って渉はまた、笑う。




「…じゃあ一つだけ聞きたいことがある、」

私が一つ口からそうこぼすと渉は待ってましたとばかりに目を細めた。




「渉は学院の魔女って、知ってる?」



「…学院の、魔女ですか、」




うーんと首を捻るような素振りを私に見せ付けると渉は此方を向いて笑った。


「ああ、知っていますよ」



本当に!?そう口から出そうになるのを私は必死に抑える。

まあ渉が魔女について知っているのは想定内だ。



「じゃあ一つだけ教えてあげましょう。」





渉はそう言うと一旦周りを見回してからもう一度此方に体を向ける。






「学院の魔女は、貴方がよく知っている人物ですよ。」



…よく、知っている人物、


私がよく知っている人物ということは、魔女はアイドル科ということになる。



でも、魔女は女のことを言うんじゃ、アイドル科に女なんて一人もいない。


どう、すれば。




もっと詳しく教えて、そう渉に言おうと前を向くと







渉はもう、いなくなっていた。








▽魔女に二歩近づいた!→←魔女の正体のヒント2*3



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moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月2日 10時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
Nanami(プロフ) - とても面白かったです!更新待ってます。 (2017年12月1日 21時) (レス) id: 78d4acc492 (このIDを非表示/違反報告)
鶴夜(プロフ) - こんな作品かけるなんてうらやま…もってもいい作品です!更新頑張ってください!応援しています!あ、Twitterフォロー失礼します! (2017年10月18日 21時) (レス) id: 4779c44224 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんずあめ(プロフ) - 紅 梅さん» コメントありがとうございます!試聴最高でしたよね!!私は個人的にナイトキラーズの歌がドストライク過ぎて…聞いた瞬間心の中でずっと叫んでました(笑)Knightsの歌い出し、とてもカッコよかったですよね〜!同感です**お話出来てとても嬉しいです!!** (2017年7月21日 20時) (レス) id: 5610f7d23b (このIDを非表示/違反報告)
ぽんずあめ(プロフ) - 悪魔さん» わ〜!2winkPさん!!私は2winkに一目惚れしてあんスタ始めたので…同じような方がいてとても嬉しいです**夢ノ咲箱推しでもありますけどやっぱり2winkですよね(笑)コメントありがとうございました!お話出来てとても楽しかったです!! (2017年7月21日 20時) (レス) id: 5610f7d23b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽんずあめ | 作成日時:2017年2月19日 22時

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