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今はまだ… 20 優天×左馬刻 過去編(左馬刻Side) ページ43

霧呀『…はーい』
左馬刻『ッチ…何処が分かんないんだよ、さっさとだせ』
霧呀『え?良いの?』
優天『左馬刻君別に良いんだよ』
左馬刻『いい…ほら、さっさと出さないなら教えてやらねぇぞ』
そんな感じで、夕飯が出来るまで霧呀の勉強を教えていた
優天『二人共ご飯出来たからこっちにおいで』
霧呀『優兄さんのご飯美味しいんだよ。行こう左馬兄さん』
そう言うと俺の手を引っ張った
左馬刻『そんな引っ張るな、ちゃんと行くからよ』
椅子に座ると、テーブルには美味しそうなハンバーグがあった
左馬刻『……』
優天『左馬刻君?ハンバーグ嫌いだったか?』
左馬刻『…いや』
手作りハンバーグとか久しぶりに食うな
優天『なら、良かった。さぁ、食べよっか』
それから、この兄弟だいとご飯を食べた。誰かと食べるの何て久しぶりで、どんなふうにしたら良いのか戸惑っていると…普通に話をふってくるので、時折返したり返さなかったりの感じで過ごした

優天『20時になるな、左馬刻君家の人心配してるはずだし、家まで送って親御さんに俺が事情言うから、一緒に帰ろ』
左馬刻『だから…一人で』
心配?あいつらが俺の心配何かするかよ…
優天『霧呀、俺左馬刻君を送って来るから家でお留守番お願いできるか?母さんと父さんもそろそろ帰って来るだろうから大丈夫だよな?』
霧呀『ん、大丈夫』
優天『良いこだな。じゃあ行こっか左馬刻君』
左馬刻『…』
本当…何でこいつ俺の話を聞かないんだよ…それに電話すれば組の奴らが迎えに来てくれるのに

それから家を出て、ある所に向かって歩いた
左馬刻『此処でいい』
優天『此処でいいって…でも此処公園だよ?……まさか』
左馬刻『何か勘違いしてるなら違うからな。迎え寄越したから此処に来るように、だから此処でいい』
優天『ならお迎えが来るまで話相手になるよ。中学生がこんな時間に一人は危ないしな』
左馬刻『…』
何でこいつは…初めてあった俺何かを心配何かするだよ…しかも俺の名前聞いて普通だったし…まぁ、良い機会だから聞いてみるか
左馬刻『なぁ、あんた』
優天『ん?…一応言うけど俺年上だからね?』
左馬刻『んなのどうでも良い、それより何で普通に接してんだよ。俺が怖くねぇのか?』
優天『どうでも良いって、まぁいいけど。何で?別に怖がる所何てないじゃん』
左馬刻『良く言うぜ!皆…皆そうだ最初はそう言うだよ。けどな事情を知ると態度が一変として変わる』

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作者名:タータンボウ | 作成日時:2019年2月6日 20時

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