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#7 ページ8

着替えて部室を出ると、コート上にはボールを持った黄瀬と幸と、浩志と孝と充もいた。




『…なんで君たちもいんの?』



森「俺の女神と黄瀬が1on1するって聞いてね、気になって残った」



『誰が孝の女神だよ』



小「Aがバスケをする姿はまだ見たことがないからな、つい…」



早「や(り)ますよぉ!俺ぇ、(リ)バウンド頑張(り)ますか(ら)ぁっ!」



『いや1on1なんだけど』



黄「二宮先輩」




涼太に呼ばれそっちを向くとボールをパスされたので受け取る。




黄「ルール、どうするっスか?二宮先輩が決めていいっスよ」



『お、余裕だねぇ』




さっき幸に言った"勝つつもりはない"


あれは本心。



でも1本くらいはとりたい。


なんか…簡単に負けたくない。




『10点先取。10本じゃなくてね』



黄「点…?まぁいいっスけど。んじゃ、やりますか!」



黄「二宮先輩先オフェンスどーぞっス」




そう言うと涼太は私と向き合った。


幸含めほかの4人はステージの上で座っている。



『さんきゅ、じゃ、いくよ』



黄「いつでもいいっスよ」




涼太のその言葉を合図に私は涼太へパスを投げる。


涼太からリターンが来てボールを手の中に収めた瞬間、




黄「!?」




私は素早く1歩下がってスリーを打った。




森「あれは……!」



小「不可侵のシュート(バリアジャンパー)…!?」

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作者名:RIN | 作成日時:2020年10月11日 23時

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