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4月24日。
私は3月下旬から4月半ばまで実は入院していた。
原因は疲労。
そのため、海常高校バスケ部1年と顔合わせが出来ていなかった。
『1年何人入ってきたかな…』
幸から多少話は聞いているも、たくさん入ってきたと言うだけで細かいことは知らなかった。
笠「おし、じゃあ行くか」
わくわくする気持ちを胸に、私と幸は体育館の扉を開けた。
「「「笠松先輩こんちゃーす!!!」」」
久しぶりに聞いた男子特有の挨拶。
てかなんか…
『多くね?』
思ってたより1年が多い…。
森「Aっ!もう大丈夫なのか!?」
『孝!久しぶりー!』
森「さすがMyAngel!どうってことなさそうだな、どうだ、付き合うか」
笠「復帰早々口説くんじゃねぇ!」
森「ぐぁっ!」
幸の蹴りが綺麗に決まった。
小「元気そうで良かったよ、本当に大丈夫なのか?」
『浩志!完全復活だよ!』
小「良かった良かった」
浩志は私の頭を撫でる。
なんか浩志…パパみたい。
そんな様子を新入部員たちは呆然と見ていた。
『あ、自己紹介した方がいいか』
笠「そうだな。全員集合!」
幸の声で部員が全員集まってきた。
え、威圧感半端な…。
『初めまして…海常高校バスケ部マネージャーの二宮Aです』
「「「えぇ〜〜!?!?」」」
1年たちの声が体育館に響き渡る。
…まぁ無理もないよな。
早「二宮先ぱぁいっ!復帰おめでとうございますっ!俺っ、○△□$¥☆……
中「早川泣きすぎ。まぁ二宮先輩、おめでとうございます」
『2人ともありがとう、充は何言ってんのかわかんないけど』
私は2人の頭に手を乗せる。
早「はぁいっ!」
中「子供扱いしないでください」
2人とも可愛い奴らだ。
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作者名:RIN | 作成日時:2020年10月11日 23時