#18 ※微 ページ19
『っ…ちょ、!』
笠「彼奴らに何もされてねー…」
幸はそこで私の体を見る。
笠「…訳ねーよな。…何された」
『いや…別に…』
なんとなくされたことを言葉にするのが恥ずかしくて言えなかった。
すると幸は、
笠「見つけた」
と言って私の首筋に吸い付いてきた。
『っあ…!』
無意識に声が出る。
私は恥ずかしくて口を手で押さえた。
幸の吐息が首にかかって擽ったい。
…熱い。
ちゅ、ちゅ、と音を鳴らされる度に私の顔は赤く、熱くなっていった。
笠「…上乗せ。これでこの痕は俺のもんだ」
幸は私の首筋にできた痕を指でなぞる。
『っん…!』
笠「後は…もう無さそうだな。早めに来れてよかった」
なんで幸は女の子苦手なのにこんなカッコいいことができるんだろ…。
笠「…ぁの、そろそろ、前閉めてくんねーか?」
『前…?あっ、』
そうだった…。
私今前全開だった。
『っご、ごめん!』
私は急いで制服のボタンを直した。
ちらっ、と幸の顔を見たけど林檎みたいに真っ赤だった。
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作者名:RIN | 作成日時:2020年10月11日 23時