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「…っおい、離すアル…!」
「!?…神楽!?」
引きずられるようにして目の前に現れたのは傷だらけでダルそうな妹の姿、神楽だった。
「貴様ら夜兎族が苦手な日光を散々浴びさせたからな…このまま放置してたらくたばると思うぞ。」
さらりと涼しい顔で言い放った眼鏡は
未だ厭らしい笑いを浮かべていた。
「妹を殺されたくなかったら…大人しくしてるんだな」
「…相変わらず…卑怯だネ…!」
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「すいませんっ!赤髪で青い目の私くらいの年の女の子見ませんでしたか!?」
「いやぁ、見てないですね。」
「そうですか…ありがとうございます!」
どこ行ったの、神楽!神威先輩!
どうしよう…神楽になんかあったら、私…!
必死になって走り回ってあの兄弟を探すけど、一向に手がかりもなにも見つからないままだった。
途方にくれていると、1人の女性が犬を散歩させているところを見かけて、ふと思いつく。
神楽と2人で世話してるあの子なら…!
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「定春!」
白くて大きいもっふもふの犬、定春。
ある日の下校中に学校の近くで倒れているのを2人で見つけて、それからずっとお世話してる。
「定春、あのね、神楽が危ない目にあってるかもしれないの。探すの手伝って!」
「ワン!」
普段から神楽の匂いを嗅ぎ慣れてるこのこなら、すぐに見つけられるはず…!
藁にもすがる思いでもふもふの背中に飛び乗った。
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あすてり(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます!夏休み中は更新が難しいのでもう少しお待ちいただけると嬉しいです…申し訳ありません!九月になったらまた更新ペースを戻そうと思います^^ (2016年8月26日 15時) (レス) id: 512bf01fcc (このIDを非表示/違反報告)
ひー - 続き待ってます!こんな小説が俺もかけれたらいいのに・・・ (2016年8月26日 14時) (レス) id: a8b56a1290 (このIDを非表示/違反報告)
ロミナ(プロフ) - はい!これからも、頑張って下さい!応援してますっ´ω`*こちらこそ、楽しく読ませて頂いてます^^*こんな私ですが、陰ながら応援しています!! (2016年5月25日 6時) (レス) id: 521744df00 (このIDを非表示/違反報告)
羅李奏(プロフ) - あすてりさん» ずっと応援してますからね(((o(*゚▽゚*)o)))! (2016年5月24日 2時) (レス) id: 28b874c96e (このIDを非表示/違反報告)
あすてり(プロフ) - 羅李奏さん» 神作品だなんて、とんでもないです!コメント有難うございます!そう言っていただけるのが小説を執筆することの一番の喜びです。これからも頑張ります! (2016年5月24日 2時) (レス) id: d8ef19a0ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすてり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/eriharuu/
作成日時:2014年12月25日 16時