[銀魂×D.Gray-man] 白い鬼と白い聖職者と過去を探す少女

第8話「目覚め…そして出会い」 ページ10

Aside

目が覚めると、身に覚えの無い世界が広がっていた
朧気な記憶を探る

そうだ！うちは弟弟子のアレンと一緒に黒の教団の任務に行ってたんだ…
そこでAKUMAとの戦闘して、倒して、アレンと合流して…
そしたら倒したと思ったAKUMAが動き出して…
AKUMAが作った(？)穴みたいなのに飲み込まれたんだった…

状況の簡単な整理はできた
けど…

「ここ…は？」

思わず声に出してしまった
誰がいるかもわかんないのに…
敵に捕まったかもしれないのに…

？「お嬢ちゃんが起きたようですぜ」
？「大丈夫か？ 名前とかわかるか？」

殺気…は感じないからAKUMAでは無さそう？
けど油断はできない。取りあえず破魔刀を…

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「無いいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
3人:！？

急いで起き上がり辺りを見渡すが…無い
最悪だ…イノセンスが無いとか
って事はうち今丸腰!? 超ヤバいじゃん!!

？「ちょ、ちょっと落ち着いてお嬢ちゃん！」
「これが落ち着ける訳無いだろゴリラ！」←
？「初対面でいきなりゴリラ呼ばわりされた!?」

ゴリラに声をかけられ辺りを見たら、ゴリラ以外に2人の人がいた
なかなかのイケメンだけど…こっち丸腰だしなぁ…
つーかイノセンス見つからないなら慌てても無意味だな、うん

「おいAKUMA。うちを煮るなり焼くなり…好きにしな。こうなったのはうちの落ち度だ」

アレンには申し訳無いがイノセンスが無い今。AKUMAにはどう足掻いても敵わない
なら潔く負けを認めるしか無い
こうなったのはさっき言った通り、うち自身がAKUMAを仕留めきれなかったのが悪い

？「…何言ってんですかい？ お嬢ちゃん」
「は？」
？「は？じゃねーよ。俺たちゃおめーをどうこうするつもりはねーよ」
？「それに…悪魔？って何でさあ」
「え？あんたら…AKUMAじゃないの？」
？「ちげーよ。俺たちゃ 真選組 だ」
「真選組…？」
？「そうだ。そんで俺は副長の土方 十四郎だ。悪魔なんかじゃねぇ」
？「俺ぁ、一番隊隊長の沖田 総悟でさあ」
？「俺は局長の近藤 勲だ！ 俺たちは味方だ。君に手出しはしない」
「は、はぁ…」

真選組…？何だそれは
始めて聞いた組織名だな…教団の資料でも見た事ない
けど、手出しはしないってこんなに言ってるし…
第一、AKUMAも知らないみたいだ
こんなご時世に知らない人間がいるとは思ってもいなかったがな

近藤「お嬢ちゃん、名前を教えてくれるか？」

「…A………月影 A だ」

ひとまず、こいつらに色々聞くとするか

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