[銀魂×D.Gray-man] 白い鬼と白い聖職者と過去を探す少女

第27話「爆発」 ページ33

Aside

止めるのもどうでも良くなり、うちは神楽ちゃんと総悟の対決(？)を眺めていた
すると

ア「A姉！」
新「こんばんは、Aさん」
『アレンに新八君か。やっぱりあんたらも来てたんだな』

神楽ちゃんがいた時点で薄々予測はしていた
新八君はいつもの着物だったが、アレンは黒ベースの大人っぽい着物を着ていた
もちろんうちには見覚えが無い

『アレン。その着物はどうした？』
ア「あ、これですか。実は銀さんが買ってくれたんですよ」
『銀時が？』
新「はい。アレンさんの着てた服は色々と目立つからと」
『なるほど…今度お礼に行かないとな』

アレンの左腕には包帯が巻かれてあり、血の様に赤黒い肌は隠されていた
おそらく服と同様に、アレンを気遣って銀時がつけたのだろう
真選組にも万事屋にも借りを作ってばかりだな

ア「新八さん、あの2人は止めなくていいのですか？」
新「いつもの事なんで」
『流石にあのマダオも可哀想だし止めてくる』

2人に向かおうとした…その時だった




ードガーーーン!!




一同「！？」

突然、大きな爆発音が響いた
賑やかだった祭りが凍りつく…だが沈黙は数秒で終わった
あっという間に辺りはパニックに陥り、人々は爆発音のした方向の真逆の方へ逃げだした

ーその中、うちは逃げまとう人とは違う理由で焦っていた


『新八、うちの荷物持っててくれ！』
新「え！ど、どうしてですか!?」

『今の、真選組が将軍を護衛してる辺りで起きたっぽい』

ア&新「なっ！」

煙も上がり、うちの焦りは早まる

『総悟！行く…ぞ？』

振り返ると総悟の姿が無かった
そして神楽ちゃんの姿も…

ア「2人とも煙の方向へ走って行きましたよ！」

ったく…隊長が部下置いてくなっての

『アレン！うちらも急ぐぞ』
ア「はい！新八さん荷物お願いします！」
新「えぇ!?ちょっと待っ____

うちとアレンは煙の元へ全速力で走って行った









新「僕は放置ですかあああぁぁぁ!?」
マ「おじさんに至っては空気だよ」

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