八十錠目。 ページ49
「……………リアルだったな」
あの女の子、私に似てるだけかもしれないけど………………
「たかが夢、気にしない気にしない……」
頬っぺたをパチンと叩く。
「今日は…………任務か」
任務というか見廻りだけど。
私は制服に着替え食堂に向かう。
「おはようございます」
*「久しぶり、Aちゃん!」
山崎「昨日の説教どうだった?」
「どうもこうもありませんよ!?」
隊士の人達と笑い合ってると奥の方で伊東が見てた。
なんなの、あの人。
沖田「おっと、すいやせん。A借りてくぜィ」
「ふぇっ!?ちょっと!いたたた!」
襟を掴まれ引きずられる。
沖田「食いなせェ」
「え、なんで?」
席に座らされご飯を渡される。
えーと、豚カツに天むす、マカロニサラダ、キムチ汁、カレーライス、海鮮丼、etc…………
「山葵とかないですよね?」
沖田「俺がそんな意地悪すると思いやすかィ」
日頃の行い見直してほしいんですが。
ガツガツと食べていくと沖田さんが柔らかな表情をみせる。
この前山崎さんが教えてくれたけど沖田さんがこんな顔するのは私だけらしいよ。
「ご馳走様でした!」
山崎「すげぇ………30分も掛からずに………」
え、普通では?
見廻りなんですが………
「なんで貴方なんですか?」
伊東「近藤君の頼みだ」
なんでですか、近藤さん。
いい迷惑ですよ、マジで。
見廻り…………と言っても話すことがない。
隣に伊東がいる時点でもう嫌なんだよね。
「……………?」
チラリと路地裏に何かがいた。
刀を持ってたよね……
伊東「A君!?待ちたまえ!」
アンタの口癖は待ちたまえしか無いんですか。
「何処に行ったんだろ……」
?「拙者のことで御座るか?」
「っ!万斉………」
河上「なに、そう警戒するな。拙者は何もせぬ」
「信用出来ませんっての」
刀に手をかける。
河上「お主の曲を聴いていたいところで御座るが、今はそれどころで無いのでな」
「っ!?発煙筒っ…待て!!!ケホッ」
煙に撒かれて見失ってしまった。
私は発煙筒を踏み潰す。
伊東「どうしたんだい?」
「……………別に。山猫さんが居ただけです」
私はプイッとそっぽを向いて歩いた。
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アオ - すっごい面白いです!更新頑張ってください!……後、3DSでこれ描けるんですか? (2022年10月9日 9時) (レス) @page15 id: 9d387cf6e2 (このIDを非表示/違反報告)
輪切りナタデココ - Sakuraさん» そうです!個人的にその話の所がめちゃくちゃ好きでして………あとネタがなかったんです() (2020年5月22日 13時) (レス) id: 930eadd208 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - これって薬屋の二巻のですよね!!この話で読みたかったので嬉しいです!!更新頑張ってください!応援してます (2020年5月22日 9時) (レス) id: 321ab1938b (このIDを非表示/違反報告)
輪切りナタデココ - 茶茶さん» 応援ありがとうございます!!これからも頑張っていきますね! (2020年5月17日 8時) (レス) id: 9ee03643ba (このIDを非表示/違反報告)
茶茶 - コメ失礼します!面白すぎて第一章から一気に読んでしまいました!これからも、応援してます!更新ファイトです(>_<)pp (2020年5月16日 22時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:輪切りナタデココ | 作成日時:2020年5月6日 20時