真選組の薬屋さんは愛され過ぎて狙われる【銀魂】

三十五錠目。 ページ41

まだ大雨が続いてるから傘を差して外に出る。

外はいつも晴れてる時と違って人は全然いない。

「江戸じゃないみたいだなぁ………」

ジトジトして、暗くて。

でも、それがいいんだよなあ。

ワイワイ騒いでる江戸も好きだけど、静かな江戸も好きなんだよね。

ﾊﾞｼｬｯ

「うわっ………あ、あの車…………」

すれ違った車が水溜まりを通り服をびしょ濡れにする。

「最悪………」

どこかで服でも買おうかな。





ﾋﾟﾛﾋﾟﾛｰﾝ

服を買ってきた。

のに。

「…………窃盗」

傘がなくなってる。

盗まれたと思うしかなくなったんですが。

まだまだ雨が続いてるから濡れるわこれ。

仕方ないか。

ｽｯ

土方「なにしてんだ？」

「土方さん！」

土方さんが傘を持たせてくれる。

土方「こんな大雨の中、よく傘持ってこずに出てきたな」

事情説明中。

「て、ことがありまして」

土方「よしその野郎殺すぞ」

「突然殺すなんて怖いこと言わないでください！？」

腕とかボキボキ鳴らしてるし！？

土方「じゃあどうするんだよ！」

「………なんか好きなことさせてほしいです！」

土方「したいこと？」

なんだ？と土方さんが聞いてくる。

そりゃ、もちろん。



「大食いチャレンジです！！！」ﾋﾞｼｨ

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