【銀魂】俺が天使に恋をした【土方十四郎】

……………どうせ。(高 ページ8

―土方side―



土方)近藤さん、なんか用か?

近藤)Aちゃんのことだけどさ、休ませてやらない?
あの子、有給はおろか、非番ですら使わなくてさ…。

そんなこと知ってらァ。

Aの顔は屯所にいる限り見ない日はない。

休めと言っても、

「山崎さんに今度の仕事のための情報をまとめて知らせようと思っているので……」

とか

「沖田さんの代わりに見廻りに行かないといけませんから」

とか言って休まない。

体を壊したらどうするんだよ…。

近藤)万事屋に頼むか?怪力娘と話が合うんじゃないか?

ゲッ………
それだけは避けてぇな……
万事屋、Aに惚れてるし
Aもあのふざけた病気を信じているのか、毎日会っているし……

イライラする。
俺はAを愛する資格なんてないのに。

近藤)トシ?

土方)あ?ああ、真選組でどこかに行けば良いんじゃねぇか?
仕事だったら行くだろ。

近藤)おお!!その手があったか!!

気づけよ。
ただ、これも乗るか分からないんだよな……。

Aは言葉遣いとかを見て、そこそこ地位があったはずなんだ。
それなのに真選組に来たってことは、本気で江戸の…歌舞伎町の奴等を守りてぇんだよ。
だから………

A)近藤局長。松平様から御電話が…

松平のことは様なのか。
そして局長じゃなくて近藤局長と呼ぶときもあるのか。

なんで俺だけ……

いや、仕方がないんだ。
俺は「悪魔」に魅入られたんだから。

近藤)Aちゃん!今度、真選組でどこかに行かないか?

A)あ……善処します。

これはAの精一杯の「イイエ」の言い方だ。

近藤)リフレッシュも必要だぞ!俺もお妙さんとリフレッシュしたい!!

土方)最後、願望になってるぞ。

A)いえ…私は……失礼します。

結局何も言わずに部屋を出ていった。近藤さんは首をかしげ、唸っている。電話はいいのかよ。


俺もしばらくして部屋を出た。

沖)でも幕府の敵であるなら出るんじゃないですかィ?→←威)俺はもうすぐかな?＾＾

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