ヨコハマの夜兎ガールは今日も元気です！【文スト×銀魂】

夜兎ガールと監視 ページ48

『こりゃあ･････････酷いナ』




買い物袋を置いて消火作業中の建物
──軍警の屯所──に向かって手を合わせる


｢ちょっと君も離れて下さいね｣

事件現場の周辺を彷徨いていると､軍警から声をかけられた。

『あ〜･･･私は武装探偵社の者です。
事件の情報を開示して欲しいのですが』

証明書をポケットから出して提示する

｢こ､これは失礼しました！
えぇと･･････




目撃情報によると､屯所が爆発する直前に細身の
黒い外套を着た男が出てきたらしいです。




またその男は､咳をしていたことから
肺を患っていたかもとの事です｣


『っ!!?』





あ〜あ･････････阿呆国木田め
ばっちりフラグ立ててくれたナ



犯人は確実に_______________









__ポート・マフィアの《芥川龍之介》じゃん__









軍警の方々に後はお任せして､その場を離れた。




『(一体何の為に軍警の屯所の爆破なんかを･･･)』


買い物袋をぶら下げた状態で､物思いにふける
無論昼間なので､傘をさしている



すると､何処からか視線を感じた。


『またか･････････ばればれの監視ってめんどくさいヨ』


傘を傾け近くの建築物(ビルヂング)
──正確にはその屋上──を睨みつける


『本当に仕事熱心だネぇ････････････








異能特務科の皆さんはさぁ』



後付けっぽい設定だが←私はこれでも一応
24時間を特務科の狙撃手によって見張られている身だ


私の力を想像して頂けたら察せると思うが､

人間を圧倒的に上回る戦闘能力と身体能力
アルタナの変異体の端くれだからか､治癒能力も相当高い。
腕の一本位なら､恐らく再生する





それらが《異能》では無いのだから、警戒されても仕方が無いのかもしれないが



はっきり云ってクソ面倒臭い←


別の街に､私よりもはるかに危険な異能者で
特務科に監視されているという人が居る。と
小耳に挟んだ事がある。

何時か遭ってみたいものだ




『それにしても何が目的で･････････』



ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ────


自身の思考を遮るように携帯端末の着信音が鳴った


相手は_______________



『太宰･････････？』


不審がりながらも通話釦を押して耳にあてた


『はい､もしもし？』


《______________________________!!》



『何だとっ!!!?』


気付けば周囲の事には目もくれず､
近くに屋根に飛び上がり走り出していた。

夜兎ガールと続編→←夜兎ガールと買い出しという名のパシリ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す