4003話 ページ22
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土方「A!!」
「取り敢えずそこでスクワット百回してろ!」なんて指示してから数秒後、慌てた様子で土方さんと近藤さんは入ってきて、男に手錠を掛けた。すると何故だか身体がふわふわとしてきて、ああ、睡眠薬が回り始めたのだなとベッドを軋ませて横になる。
土方「お前、何か顔赤くねェか?」
「かお?それは分かんないスけど、あの、なんかめちゃくちゃ、あっちいです・・・・・・」
「とにかく、寝ます、」と瞳を閉じてみたものの、睡眠をとっている場合ではないくらい、身体が暑くてたまらない。段々と頭も呂律も回らなくなってきて、何らかの異常が起こっていることは容易に理解可能だった。
騒々しい部屋に異変を感じ取った様子の旦那と沖田が女装姿で現れて、私をまじまじと見つめている。その視線も何だか、もどかしくて。
沖田「あーあー・・・・・・こりゃ、」
坂田「オイオイ、何やってんだよ多串くん」
土方「なんで俺に言うんだよ」
近藤「ちょ、ちょっと、水持ってくる!」
事件が解決に向かっているというのに、相も変わらずバタバタとしている彼らを見ていれば、沖田は何やら犯人を問いただしている。空気がぼわぼわと歪んで熱を帯びているせいで、何を言っているかは聞こえないが。
沖田「テメェこら、この人に何飲ませやがった」
「そんなの、見ての通りだよ、これが俺のいつものやりか──」
沖田「ッざけんな、ぶち殺されてェのか?」
「ひィッ!!」
ドン、と音がする方に視線を向けると、目の前には綺麗な女の人が居る。それが旦那だと認識するまでにだいぶ時間がかかっているところから察するに、やはり私はおかしくて。いや、やっぱ女装してる旦那が悪いな。
「だ、んな、」
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堕天使(プロフ) - 桜匁さん» おはる!!!返信遅くてごめんね、ありがとううう!!!!!もう夏といえば強化合宿、よりも夏といえば金太郎で行きます女隊士は(白目)コメントくれるだけでとんでもなくうれぢいよッ心からいつもあじがどヴと言いたいらヴ、期待に応えられるように頑張りまくるね!!!!!! (2019年6月7日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - 私に出来るのは、これくらいの事しか無くて申し訳ないけれど、これからも更新頑張って!!! 毎度毎度の如く、応援してます!!! 最後に言わせて下さい。「この小説最高ッーー!! 尊すぎるうううう!!!」()。毎度の長文とお目汚し、失礼しました〜! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - ててて、てんちゃん!!!!! ついに、ついに!! 続編おめでとうございます!!!! 相変わらず、神谷ちゃんが天使。通常運転でニヤニヤしてしまいました……!! 金魚の金太郎(三代目)ですね、私も取りに行きます。(真顔)。 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2019年5月21日 21時