3988話 ページ3
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決死の覚悟でそう述べたのにも関わらず、万事屋三人衆は涙を流しながら腹を抱えて大笑い。「笑い事じゃないです!!」と机をバンと叩いてみるも「溜めておいてそれかよ!」と笑うのを止めず。
「去年、旦那に取って頂いた二代目金太郎は、残念ながらすぐにその一生を終えてしまいました・・・・・・」
神楽「どうせAがきちんとお世話しなかったアル。三代目だろうが五代目だろうが十代目だろうがすぐ死ぬのが運命アルヨ」
「いえ!!そのようなことをさせないためにも!!金魚の生態調査を繰り返し、やがて金太郎に延命治療を施したい所存であります!」
坂田「バカ言うな、取った瞬間から食う気満々だったじゃねェか」
「金魚に延命治療を施せば、貧困を救えるかも知れないじゃないですか!!」
「「「やっぱ食う気満々じゃん」」」
「失礼な!!」そう言ってお茶を一気飲みすると、懐から茶封筒を取り出して机にスパンと投げ捨てるようにして置いた。中には一万円札が五枚ほど入っている。
相場が幾らか分からなかったので隊士数名に聞き込み調査を行ったところ、金魚すくい代金三回分程度が限度だろうとの結論が導き出されたものの、何とも忍びないので気持ちを上乗せした結果のそれだ。
万事屋三人衆は茶封筒に目を光らせて素早く拾い、中を見つめる。そして、態度を急変させた。
「どうか・・・・・・どうか、三代目金太郎を・・・・・・取ってきてください!!」
坂田「お安い御用だ!!」
新八「何匹でも取ってきます!!」
神楽「来週は金魚パーティネ!!」
こうして私は、意気揚々と万事屋を後にしたのだった。
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堕天使(プロフ) - 桜匁さん» おはる!!!返信遅くてごめんね、ありがとううう!!!!!もう夏といえば強化合宿、よりも夏といえば金太郎で行きます女隊士は(白目)コメントくれるだけでとんでもなくうれぢいよッ心からいつもあじがどヴと言いたいらヴ、期待に応えられるように頑張りまくるね!!!!!! (2019年6月7日 20時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - 私に出来るのは、これくらいの事しか無くて申し訳ないけれど、これからも更新頑張って!!! 毎度毎度の如く、応援してます!!! 最後に言わせて下さい。「この小説最高ッーー!! 尊すぎるうううう!!!」()。毎度の長文とお目汚し、失礼しました〜! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - ててて、てんちゃん!!!!! ついに、ついに!! 続編おめでとうございます!!!! 相変わらず、神谷ちゃんが天使。通常運転でニヤニヤしてしまいました……!! 金魚の金太郎(三代目)ですね、私も取りに行きます。(真顔)。 (2019年5月21日 21時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2019年5月21日 21時