【銀魂】わたしの非日常な日常

６日 ページ8

銀時side


いってー･･････。

なんて思いつつ起き上がろうとした瞬間、俺は固まった。

俺の上には、制服姿の女が跨っていたのだ。

思わず起き上がろうとした体の力が抜けてしまう。


(落ち着け落ち着け･･････！冷静になれ俺ェ！！)


とりあえず、女を退かさなきゃだな。

だが、ソイツに目を向けると、目を見張っちまった。

普通の人間だとばかり認識していたが･･････コイツ･･････。


(天人、か･･････？)


ソイツは太陽の光に照らされて透き通って見える白い髪で。

俺と同じ、赤い瞳。

そして何より･･････

コイツには、猫のような･･････いや猫の耳が頭に生えていた。


(見たことねェな･･･こんな天人)


顔はどこか大人びたような、でもまだまだガキくせーのに整った顔。

でもまだ幼い。

暫く俺は不覚にもソイツに見惚れてしまった。


『ここ何処〜･･････？』


ソイツの呟いた声でハッとなる。

と、とにかくだ！退いてくんねェと何もできねェよ！？


「あ、あのォ〜？？」

『え？』

「･･････そろそろ退いてくれねェかな〜？」

『･･････え？』

「･･････え？」

『･･････ひゃああああああああああああ！！？？』

「うおおおッッッ！？」


ソイツの叫び声に負けないくらい、俺は叫んでしまった。

べッ、べべべ別にビビってねーかんな！

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