【銀魂】わたしの非日常な日常

３４日 ページ36

Aside


「そういえばAさん、何かしたいことはありますか？」

『･･････ひはひほほ？(訳:したいこと？)』

「たへなはらはへんやへーほ(訳:食べながら喋んじゃねーよ)」

「いやアンタもですよ銀さん」


あれからお母さんもとい、新八くんにたたき起こされ、朝ご飯を食べている。

今日は神楽ちゃんが朝の食事当番らしく、あの伝説と言っていいほど素晴らしいTKGだった。

うん、普通に美味しい。


「まだかぶき町に来たばっかですし、というか外に出てないですし」

「そうネ！かぶき町の女王の神楽様が案内してやるヨ！」

『そっか･･････なら、そうしてもらおうかな･･･！』


わたしは銀魂を知っているけど、かぶき町の街の並びや道などまでは知らない。

それならいずれ案内が必要になるだろう。

ということで、今回は２人の考えに便乗することにした。


『ごちそうそまでしたー』

「「･･････」」

『え、どしたの２人とも』


わたしが食べ終えて茶碗を置くと、銀ちゃんと新八くんがマジマジとわたしを見てきた。

え、なんかやらかした？わたし。


「おい、お前･･････そんな量で足りたのか？」

『は？』

「遠慮しなくていいんですよ？神楽ちゃんみたいに食べてください！」


どうやらわたしがご飯茶碗２杯ほどで済ませてしまったので驚いたようだ。

因みに銀ちゃんは５杯、新八くんも３杯、神楽ちゃんは･･････うおお。

銀ちゃんなんか、「もっと食うだろ？」とわたしの茶碗にご飯を継ぎ足そうとする始末。


『いやいやいや神楽ちゃんと一緒にしないでよ、わたし夜兎じゃないし！』


この後２人が「食費がかからねー、普通の女の子バンザイ」と言っていたのは知らなかったことにしよう。

変なとこで過保護な２人に少し心が温かくなった。

普通の女の子っていっても･･････一応白猫族デスケドネ。


「最初はどこに行きます？」

『お登勢さんのとこ！』

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