【銀魂】わたしの非日常な日常

３０日 ページ32

銀時side


「いいから布団使えって言ってんだろ！？」

『やだやだやだ！銀ちゃんが使って！じゃないとわたし寝ないもん！！』

「お前いい加減にしろよォ！！」

『やだやだやだ！！』


もうすぐ日付を跨ぐというのにまだ続く言い合い。

だんだん眠さのせいか、イライラしてきて冷静な思考が出来なくなってきた。

お互い変なところで意地を張る癖があるのか、Aは譲る気はさらさらないようだ。

それは俺も同じだ。

いくら銀さんでも、年頃の女をソファで寝かす程マダオじゃねェ。

ましてや同じ布団で寝るなんてありえねェ。

銀さんこれでも狼だからね。別に欲求不満とかじゃねーからな。

たがコイツときたら、俺がソファで寝るなら自分もソファで寝ると言い出す始末。

もう手の付けようがねェ。


「だァッもう！埒があかねェ！このままだと俺と一緒に布団で寝ることになんぞ！？いいのかそれでも！？」

『ソファで寝られるくらいならそれでいいよもう！』

「じゃあ俺と布団で決定な！！」

『それでお願いします！！』





「『･･････え？』」


.

.

.


「じゃ、電機消すぞ･･････」

『･･････ウン』


お互い微妙な空気が流れる中、電気を消す。

部屋には月明かりが入り、お互いの顔がうっすら見える程度の明るさ。

そのままお互い布団に入らずに両側で立ち尽くしていた。

なんだこの光景･･････。

だ、だってよォ！？今更やっぱ同じ布団はやめよーぜなんて言えねーよ！？

でもこんな大の大人の男と、まだまだ育ち盛りの女の子が一緒に寝てもいいのか！？いいんですか神様！！

教育委員会に訴えられねーよな！？

･･････アホらし。

Aまだこちらに来て間もないのに、まだ何も分かんねーのに俺がしっかりしなくてどーすんだ。



「あー･･････まァなんだ、寝るか」

『！･･････うん！』

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