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12日 ページ14

Aside


『えと、あの・・・・・・お、お兄さ・・・・・・』

「お前、俺の名前知ってんだろ」

『っ・・・・・・』


体が硬直する。

なんでバレたの・・・?

驚きで声も出なかった。

知らないふりしてた筈なんだけど・・・・・・。


「倒れる前に、"銀ちゃんが5人"っつってたろ。俺名前、名乗ってねーのに銀ちゃんなんて呼ばれたらわかんだろ」

『・・・・・・ああ!!』


そ、そういえば・・・・・・そんなこと言ったような言ってないような。

・・・・・・いや言ったわ。

や、やらかしたー!!


「テメー、一体なにもんだ」

『え?』

「その猫耳と尻尾」

『は?』


ソレ、と銀ちゃんがわたしの頭上を指す。

猫耳と尻尾・・・・・・!?

恐る恐る頭に手を添えると・・・・・・あった。

フワフワの耳が。

そしてお尻を触るとまたもフワフワな尻尾が・・・・・・あった。


『いやああぁぁああああなんですかコレ!!??』

「いやそれこっちが聞きてーの!!つか聞いてんの!!」


ま、まさかこれが番人さんの言ってたオマケ!?

どんなオマケ!?


「とりあえず・・・・・・説明してもらうぜ」

『うっ・・・・・・わかりました・・・・・・』


そしてわたしは、銀ちゃんに今までのことのありとあらゆることを説明した。

別の世界で生きていたこと、

事故にあって死にかけたこと、

番人に会ったこと、

こちらの世界を選んだこと、

わたしが銀魂として、この世界を知っていること。


一つの嘘偽りもなく。

絶対信じてもらえない。

そんな不安だらけで声が震えた。

声を出すのさえで精一杯だった。

怖くて怖くて、ずっとベッドのシーツを握りしめ、下を向いていた。

それでも銀ちゃんは黙って、わたしの方を向いて聞いてくれた。

あぁ、やっぱり銀ちゃんは優しい人だな。


『・・・・・・という訳なんです』

「・・・・・・信じらんねェ」

『っ・・・・・・で、ですよね』


涙で視界が霞む。

やっぱり信じてもらえない・・・・・・よね。


「でもよ・・・・・・信じるしかねェよこんな話!!」

『・・・・・・え!?』


突然声を荒らげて言う銀ちゃんに思わず顔を上げて銀ちゃんを見る。

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リエ - 初めて読んでみて凄く良い作品でした!続編楽しみです! (2019年8月17日 11時) (レス) id: 9dcab3acae (このIDを非表示/違反報告)
藍泉(アイセン) - 続編楽しみにしています!頑張って下さい! (2018年7月22日 19時) (レス) id: 5e162a8645 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はじめまして!とても面白いです!続編楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2017年12月10日 4時) (レス) id: 7996bc7a36 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - みたらし団子さん» 載せてくださってありがとうございます!こちらこそ感謝です!!!続編楽しみにしてます!頑張ってくださいo(≧∇≦)o (2017年3月11日 21時) (レス) id: f54a58d747 (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子(プロフ) - みかんさん» 遅くなってすみません〜!うおお可愛いイラストありがとうございますッッッ!!!とっても素敵で可愛いです!!!是非作品に載せさせていただきます!!!本当にありがとうございます! (2017年3月8日 0時) (レス) id: 97804fde32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みたらし団子 | 作成日時:2016年12月5日 3時

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