トリプルフェイスは忙しいらしい

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安室「ちょっと、ベルm...」


？「私はベルよ。よろしくね、puppy」


A「よろしくお願いします...？」


安室 「ベル！僕の言葉遮らないでくれません！？だけど彼を子犬と言うのは賛成ですね」


遮られた安室さんはベルさんに怒っていた。安室さんが声に出して怒ってんの初めて見た...って、違ぇよ。何が賛成だ。アンタなんてチワワだろ。いやポメラニアンだ、ポメラニアン。


安室「それと...彼には関わらないでくれと言った筈ですが？」


ベル「あら、良いじゃない。彼可愛らしいから私にも紹介してくれないかしら...そう、彼の名前をね...」


最後は小さい声だったから聞こえなかったけどベルさん何て言ったんだろうな。それにしても安室さん何で目の前にいるんだよ。高身長め...滅びろ。


安室「...えぇ、その機会があれば」


A「あ、あの...(く、空気が重い...)」


安室「何だい？」


A「笑顔忘れてますよ、安室さん(あ、いつもの安室さんだ...あれ？)」


安室「へ？」


ベル「...アハハッ！貴方面白いわね、気に入ったわ」


また俺の口は余計な事を...！安室さんキョトンとしてるしベルさんはツボに入ったのかめっちゃ笑ってるしそんなに見んなよ。恥ずかしいな、おい。って言ってる場合じゃねぇ。


ベル「貴方に免じて今日はこのまま帰ってあげるわ。でも次は名前教えて頂戴ね」


安室「それは無いですね。もう会わせないので」


ベル「あら？貴方には聞いてないのよ...バーボン...。それじゃあ、good bye,puppy」


安室「...っ！？」


A「あ、はい。また」


別れ際ベルさんに耳元で何かを囁かれたのか安室さんはこちらをバッと音がする程振り向いた。本当に音はしてないけど、まぁそんな感じだ。


A「安室さん？どうかしました？」


安室「...いや、何でもないよ」


A「なら、もう帰りましょうよ。俺、腹減りました」


安室「...フッ、そうだね。じゃあ帰ろうか。あと何か食べて帰ろうか？」


A「うーん...それも良いけど安室さんの家でも良いですか？ハロ君にも会いたいですし」


安室「酷い...僕(の料理)よりハロを取るんだね！」


A「あの、ボケるなら真顔でボケないで下さい。ボケに聞こえないので」


安室「冗談だよ」


A「ハハッ...(だから分かりづらいんだってアンタのボケは...！)」


さっきとは打って変わってご機嫌な様子の安室さんに乾いた笑いしか出てこなかった。


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ミストレ編終了。

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