トリプルフェイスは忙しいらしい

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A「どうしてこうなった」


歓声とテニスコート。
そして褐色の肌の男。


こんにちは、鷹栖Aです。じゃねぇよ...何でテニス？しかも何故いる安室さん。アンタあの列車騒動の後暫くポアロ休むって言って1週間以上居なかったよな？何普通に登場してんだよ。しかもそれ子供に打つサーブじゃねぇから。自分の腕力考えて。


蘭「すごーい！安室さん！」


園子「ナダルみたい！」


何普通に感心してんだあいつ等。ていうか、車で言ってた特別コーチって...安室さんのことかよ！？


ーーーーー
(数十分前)


鈴木財閥ご令嬢に誘われて(何で俺誘われたんだ？)毛利のオヤジさんが運転する車に同乗させてもった俺は何をするのかも知らされていなかったけどどうやらテニスの為に態々遠出するらしい。暇なのか？俺ならそんなもんお断りだ。だが今日は如月Aとして来てるので同意するしか無かった。


A「(暇だなぁ...女子二人は恋バナしてるし助手席勧められても乗らない方が良かったなぁ)」


小五郎「ところで、この坊主は誰なんだ？」


A「うぇ？」


蘭「もう！ちゃんと昨日の夜に教えたでしょ！？転校してきたクラスメイトの如月A君！」


園子「本当は世良ちゃん誘ったんだけど用があって来られないみたいだったから暇そうな彼を呼んだのよ、おじ様」


A・コナン「(暇そうって...)」


ん？今なんか誰かと同調した気がする...？それより鈴木普通に失礼だな。暇だったけど。そうだ、一応俺からも挨拶しとかないとな。


A「えっと...改めまして、娘さんのクラスメイトの如月Aです。今日は同行させてもらいありがとうございます」


小五郎「お、おう」


園子「それよりコレ見てよ！」


蘭「あっ！京極さん！」


A「えっ...？(京極？もしかして...京極真！？)」


コナン「Aお兄ちゃんどうしたの？」


A「あ、いや...京極さんって、もしかしてあの京極真？400勝無敗の...」


蘭「如月君知ってるの？」


A「そりゃあ空手をやる者なら誰もが知ってる有名人だし何より一度は闘ってみたい相手だろ！？」


園子「そ、そうなの...？」


A「マジかよ...あの京極さん...ヤベぇ...！こんなに近くにあの京極さんがいたとは！なぁ！京極さんとはいつ会うんだ！？」


園子「えっと、まだ決まってなくて...」


A「決まったら教えてくれ！」


園子「え、あ、うん...」


A「よしっ！」


正直テニスより楽しみだわ。

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