File:11 ページ13
A「ギリギリ間に合った...」
特売には間に合ったけど目の前の状況に両手に大量の荷物を持った俺は途方に暮れていた。
A「(雨...さっきまで降ってなかったのに何で今降ってくんだよぉぉぉ...!)」
本当は頼りたくないけど圭呼ぶしかないか、と思っていた俺に神の手が舞い降りた。
?「あのー?どうやらお困りのようですが、良かったら乗っていきませんか?」
A「あなたがメシアかっ!?」
?「えっ?」
A「すみません、失礼しました」
不味い、また本音が口に出てしまった。これじゃあ目の前の救世主の糸目さんに不審がられてしまう。
?「...面白い方です、ね?」
A「いや、あの...すみません、勘弁して下さい...」
糸目のイケメンさんはちょっと笑いながら場を和ませようとしたのか聞き返してきたけど、全然和んでませんよ?寧ろ、俺の心臓が抉られたよ?
?「失礼、僕は沖矢昴と言います。あなたは?」
A「た...如月Aです(あっぶねぇ...!本名言うとこだった...)」
沖矢「...とりあえず車にどうぞ?」
A「あ、はい...(今、沖矢さんの目がちょっと開いたような...?しかも何か雰囲気が怖くなった?なんだろう...物凄くデジャブを感じる)」
動揺しながら沖矢さんの車に乗る。そうスバルに。スバルだぞ?沖矢昴がスバルだぞ?笑わなかった俺を誰か褒めてくれ。
A「お邪魔します。珍しい車に乗ってるんですね」
沖矢「そうですか?小さい車ですみません。乗り心地は大丈夫ですか?」
A「大丈夫です。それに車好きなんでスバル360を見れて嬉しいです」
沖矢「それは良かった。お家はどこら辺ですか?」
A「〇〇の近くにあるMAISON MOKUBAというアパートです」
沖矢「分かりました。一人暮らしなんですね」
A「あ、分かります?」
運転している沖矢さんの方を見ると一度バックミラーで後ろに視線を送り、また前に戻るかと思ったら何故かこっちをじっと見ていた。
A「お、沖矢さん!?前!前見て!!」
沖矢「すみません」
やっと前を向いてくれた沖矢さんにホッとする。
A「(何だこの人...もしかしてヤバい人に捕まった...?)」
沖矢「さっきの質問ですが、何故分かったかというとその大量の買い物の品に学生服を着ているところを見ると一人暮らしを始めた学生というのが妥当かと思いまして」
A「さ、左様で...」
何かこの街、探偵みたいなの多くないか?
368人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
東雲虚 - 続きめちゃくちゃ気になります 更新頑張ってください! (6月26日 9時) (レス) @page40 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - ざーさんさん» ご覧になって頂きありがとうございます!腹筋崩壊する程笑って頂けたようで何よりです。アレはちょっとやってみたかったネタだったのでハイスペック店員さんに執行...間違った、実行して頂きました(笑)これからも楽しんで頂けるよ努めますので宜しくお願いします。 (2020年1月10日 23時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
ざーさん - 何重にも張り巡らされた罠により見事に腹筋崩壊しました。(主に人工ホラーのあたり)笑いすぎで腹がいたいです。めちゃくちゃおもろいんで更新頑張ってください。 (2020年1月6日 2時) (レス) id: d718df07c2 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - 続いて欲しいね (2019年5月23日 16時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 布袋尊さん» 神ではなかったか〜(笑)面白い入りましたー!ありがとうございます。終わり見えないですが(←えっ)原作で安室さんで続けるまで続けていこうと思いますのでよろしくお願いします。 (2019年5月23日 11時) (レス) id: 5d4eb5fe2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:緋南 | 作成日時:2019年5月2日 18時