【銀魂】銀髪ホストと黒髪上司。 2

50　[夢。] ページ20

Aは割れたガラスを片づける


A「………あ。きれた。」


鋭いガラスはAに刺さる



痛みがふわふわしていた頭を現実に引き戻す


A「………」


さっきの甘い時間が夢のようだ。


A「少し……寝ようかな。」



消えそうな声で呟くとAはベッドに沈んだ。




・





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・







A「……頭痛いっ……」



今の時間は7時43分……




遅刻じゃねーか。



ズキズキ痛む頭を抑えながら

上着を引ったくって家を出た






A「すいません…遅れました」



自分の椅子に腰掛けパソコンにむかう


？「メモ、ありがとうございやした」



パッと顔をあげるとそこにはニコリと笑った沖田が立っていた


A「いえ、こちらこそ凄く助かって…」


ふんわりと笑えば沖田は少し頬を染める


沖田「いつでも言いなせェ、また手伝ってやるんで。」


ニッと笑うと沖田は自分の席へ戻って行った



Aは土方の席を見る

いつもと何も変わらず

淡々と仕事をこなしていく姿が伺える


A「……あれは夢だったんだ。」



そうだ。

きっと。



Aは下唇を噛むとキーボードに指を走らせた



ピロリーン。



A「…誰？」



ケータイをばれないように開けて確認する



『今日も行こうよ。
いつもんとこ(´∀`)♪』


A「由加からか…」


カチカチと返事をうつ

『了解。今日は酒飲むなよ(;`□´)』


顔文字があったから顔文字で返した



ピロリーン。


？「仕事は進んでるのか？」


Aはビクゥッと肩を揺らし恐る恐る顔をあげる


A「あ………土方…さん。」


土方「ケータイいじってねェで仕事しろ。仕事。」


困ったような顔をしながら指摘する土方。




＿…いつもの土方さんだ。




＿あれはやっぱり夢だったんだッ







Aに嬉しさが込み上げる



A「はい、頑張りますっ」



コクッと頷くと資料に目を向けた。

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