第二訓 慣れ、ってやっぱ大事よ? ページ3
...あまりにも呆れ過ぎて、そんなことしか考えられない。
だが、全ては慣れである。
『ほーら、スイーツばっか食って運動しねェからんなに動きが鈍いんだよ!太るよ?そのままじゃブス直行だよ!激太りでもしたら【銀魂】の主人公、この坂田A様がかっさらってやらァ!!』
「ほざけ!!そーゆーてめェもこの頃動いてなかったよなァ!?俺が定春の散歩してた間お前何してたっけ!?ソファでジャンプ読みふけってたじゃねーかバカヤロー!!」
互いが「洞爺湖」と「支笏湖」の木刀を振り回している_______、訳ではなく、素手の殴り合いにまで発展してしまった。
(あれ?銀さんさっきまで木刀に手ェかけてなかったっけ?...と新八は思う。)
さすがにヤバいかな。あともう少ししたら酢昆布買いに行った神楽ちゃんも帰って来るだろうし、止めといた方がいいかも。
生粋の真面目君な新八は、そう考える。
早速、止めに入った。
「ちょっと二人とも...。ここ狭いんですから、そんな暴れないでくださいy」(((バキッ!!
........止めに入った場所が悪かったのだろう。
銀時がAに向けた拳と、Aが銀時に放った蹴りが同時に新八に叩き込まれた。
万事屋に、重苦しい沈黙が流れる。
「『......あ、どーも新八君。...何か、ゴメン。つーかいたんだ。』」
「おいィィィィィ!僕の人権どこ行ったァァァァ!!?」
______坂田兄妹の暴挙。
...これにも慣れてしまった自分の神経の図太さに、新八は盛大な拍手を送りたくなった。
第三訓 終わってもまた始まるのが兄妹喧嘩ってものです。→←第一訓 銀髪天パ♂と銀髪天パ♀
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作者名:出雲 | 作成日時:2018年1月9日 15時