殺 人 ゲ ー ム

ゲーム１２ ページ12

キドは恐る恐るメールを開いた






キド「・・・な、なんだ・・・広告メールだった」








あ「はあ・・・良かった・・・」








びっくりして心臓飛び出すところだった








カノ「とにかく、これからはあまり一人にならない方がいいかもね。命令だってさ、皆で考えればなんとかなるかもしれないし」








マリー「でも、手助けしたらダメだって・・・」








カノ「ああ、そうだった・・・」








セト「とにかく、携帯返してこないっすか？多分、こうしていてもこないと思うし」








あ「うん、私もそう思う」









私たちはそれぞれの携帯を持った
残ったのは、ヒビヤ君のとシンタロー君のだけ









エネ「・・・今、ご主人のところいったんですけどご主人だいぶ参っているようです」









キド「そりゃそうだろ・・・。家族を目の前で殺されたんだ・・・」









コノハ「・・・僕ら、これからどうなるんだろ・・・」









誰も予想なんかつかない
このゲームは、王様を見つけるまで終わらない









あ「な、なんとかなるよ！！だって、私たちはメカクシ団じゃん！！これまでだっていろんなことなんとかしてきたし」








セト「・・・そうっすよね。くよくよしててもしょうがないっすよね」








カノ「うん」








マリー「わ、私も頑張る」








コノハ「僕も」








キド「ああ、とりあえずなるべく冷静さを保とう。狂ったらおしまいだからな」









私たちには、まだ他人を思う余裕があった








そう、今だけは・・・








[王様side]





ふははははは！！・・・いいねえ、その顔www








やっぱりこのゲーム初めて正解だったなあ
こんなにも皆の悲しみと苦しみが混ざった顔が見れたんだ








でも、まだ足りない・・・








もっと苦しんでほしい・・・








もっと泣いてほしい・・・









王様は、そんな皆の表情を高みで見てるのが大好きだ








王様「じゃあ、次の命令は・・・ね？」







？「はいはーい」

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