【銀魂】引き離された瞬間【土方十四郎】‐２‐

第９話 ページ10

‐沖田SIDE‐

土方が出てっから結構経った
ったく、世話のやける野郎だ

Aがいなくなってからずっとスイッチ切れてて･･･

土方のくせに仕事ほったらかしやがって･･･
あいつのせいで俺がやるはめに･･･

マジでいつか殺してやりやすぜ


　

―――その時だった


プルルルルル♪


真選組の電話が鳴る
たまたまその近くにいたから仕方なく受話器をとった


　


幕府「真選組の者か!?こちらは幕府だ」


沖田「･･･はい････？」


幕府「たったさっき、A様が脱走された!!早く探し出して保護するんだっ!!!」


　


　

――――――また･･･あいつが？


そんなに土方さんに･･･


　

幕府の奴らがゴチャゴチャ言ってるが、俺は完全に自分の世界に入ってた
だが、俺はすぐに抜け出してしまう

電話越しにゴチャゴチャおっさんの声にまぎったように
少女の声が微かに聞こえたから･･･


　


　

「〜〜〜っだめ!!!･･･―――、やめ、････〜〜〜Aはっ･･･
つかま･･･え―――――――ないでっ!!!!



　


―――――――行かせてあげて!!!」


　


確かにそう聞こえた


　

沖田「･･･(ニヤ」


　


俺はそこで何かが変わった
城の中に･･･Aの協力者がいるんだ･･･

そして、Aを逃がした･･･


それがバレたってことか？

　



沖田「･･･なら、俺も」


　


土方もあんなんだし。

俺は外へ飛び出した。
Aを探すために･･･


　

今度はお前らの味方だ
土方このやろう、ありがたく思え。

俺は前から気になってたんだ
お前らの恋が、どこまでいくのか･･･


　

―――――少し･･･見たかったんだ


　

そして見つけた。

もうとっくに出会っていた二人を。



早速見せつけやがって、腹立つ


見てろよ。この俺がテメェらの関係ぶっ壊してやる。
誰にも邪魔させねェ

幕府なんかに、邪魔させねェ


　

この二人を見ていいのは、


　

俺だけだ。

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