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第7話 ページ8

・・・奇跡なんだろうか・・・。



 

土方「・・・ッ?」


 


俺は振り返る。


 


あ「・・・やっぱり・・・。土方さん!!」


 


そこには・・・、
あのAが立っていた


Aは、微笑みながら、そして、
頬に涙を流しながら立っていた。

俺はAを抱きしめる


 


あ「土方さんっ・・・。私、あの時っ・・・」


土方「Aっ・・・。A・・・。Aっ―――――・・・」


 


俺はただAの名前を呼んだ
Aは、俺の胸の中で泣いていた


 

土方「会いたかった・・・Aっ。死ぬほど会いたくて会いたくて・・・
二年間、俺は俺でいられなかった・・・・
もう・・・このまま一生会えないのかと思ってたんだ・・・」


あ「私も城に連れ戻されても、土方さんのことを考えない日なんてなかったわ。
毎日土方さんのこと想ってました・・・。
そんな毎日がっ・・・地獄のようで・・・」


 

―――俺だけじゃない。
Aも・・・俺と同じ気持ちだったんだ。


 


あ「土方さんっ・・・もう絶対に・・・。離さないでください・・・」


土方「ったりめぇだろ・・・?もう離さねぇよ。
死んでも離さねぇから」


 



そう言いながら、Aを抱きしめる
ずっとずっと・・・。強く。


 


 







 

俺が屯所を出てから1時間が経っていた。
俺とAはまだ公園にいた


 


あ「・・・私、間違ってなかった」


土方「え・・・?」



 

Aが突然、言葉を放った


 


あ「土方さんがここにいるってこと、信じてたんです。
だから最初にここに来て・・・そしたら本当にいて・・・

嬉しかったんです(ニコ」


 


Aは続ける



 


あ「・・・妹が・・・私を逃がしてくれたんです」


土方「・・・そう・・・だったのか・・・」


あ「でも、もうきっとバレてる。あの事件のあとから、
城の周りは見廻組が完全に警備してて・・・。
私が捕まるのも、時間の問題だと思うんです。」


土方「・・・」


あ「こうして私たちがまた会えるのも、今のうちだけだと思うんです」


土方「んなことねぇって・・・」


あ「もう、貴方には迷惑なんてかけたくn―――――」


 


俺は、Aの口を塞いだ。

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 坂田銀時   
作品ジャンル:恋愛
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楓咲@陽菜(プロフ) - はじめまして!すごく心打たれました!こんな作品まってたんです( ̄▽ ̄)面白かったです! (2015年9月7日 0時) (レス) id: abe8f6f200 (このIDを非表示/違反報告)
のに - とっても面白くて大好きです!次の更新待ってます (2015年7月2日 21時) (レス) id: ab600aeaf6 (このIDを非表示/違反報告)
バドミユ - twitter始めました!『@53_3yu』ですね。更新遅れててごめんなさい・・・ (2014年1月10日 21時) (レス) id: f3d14f9184 (このIDを非表示/違反報告)
歌音(プロフ) - Twitterフォローしたいです! (2014年1月10日 9時) (レス) id: 35d1000f69 (このIDを非表示/違反報告)
バドミユ - (´・ω・`)(´д`)みたいな人s>確かに少し焦って更新してますね;誤字とかあるかもしれません(>_<) (2013年11月27日 11時) (レス) id: f3d14f9184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バドミユ | 作成日時:2013年3月30日 18時

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