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第3話 ページ4

‐城‐

家臣1「どうたっだ?姫様のご様子は」


家臣2「あ、あぁ・・・」


 

何人かの家臣たちが、ある場所に集まっており、Aの話をしていた


 

家臣2「さっき、A様のところへ食事を持っていったのだが、
相変わらず”いらない”とおっしゃっていて・・・」


家臣3「でも、上様が持ってってくださると、召し上がってくれるんだ」


家臣1「・・・やっぱり、姫様はまだ残っているんだ。二年前のことが、頭に」


家臣3「あの時は大変だったぜ。寒い中一日中捜索だったし・・・。
また逃げ出されたら困るぜ」


家臣2「しっ!!声がでかいぞ!」


 

家臣たちは、サッサとその場から去っていった


 


 


 


あ「・・・。」


 

―――――こんな風に思ってたんだ・・・
まぁ、わかってた。

確かに迷惑かけたかもしれないけど、あなたたちは知らないのよ。
私が今までどんな気持ちでこんなところにいるのか。

私が今まで、どんな気持ちで
姫様やってたかなんて・・・


 


あ「・・・知らないのよ。私以外・・・」


 


こんな気持ち・・・知られたくもないわ。
・・・あの人以外には・・・。


私は部屋に戻り、いつもと同じように窓の外を見ていた。

外に出たい。

二年前は、私もあそこにいたんだ・・・
もう、記憶が遠いィよ


 

あ「・・・また・・・。あそこに行きたい」


 

―――コンコン
ノック音


 

あ「・・・誰?」


そよ姫「・・・お、お姉様?」


 

・・・そよ?
私は襖を開ける。そこには、もう寝巻き姿のそよが立っていた


 

あ「どうしたの?珍しいわね」


そよ姫「ッ・・・」


 

すると、そよは
私の部屋に入ってきて、襖をしっかり閉めた


これからそよが、どんな話をするのか、
もちろん私は見当もつかない


 

そよ姫「・・・静かに聞いてください、お姉様。私、お姉さまの話を
お兄様から聞いたんです。・・・それで・・・」


あ「・・・」


 

あぁ、またこんな話か・・・


―――同情・・・。


 

あ「そうなの。もういいわ。帰って」


そよ姫「違うのお姉様!ちゃんと聞いて!私・・・


 


 


 





 


 

 


お姉さまを城の外に出してあげるから」

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 坂田銀時   
作品ジャンル:恋愛
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楓咲@陽菜(プロフ) - はじめまして!すごく心打たれました!こんな作品まってたんです( ̄▽ ̄)面白かったです! (2015年9月7日 0時) (レス) id: abe8f6f200 (このIDを非表示/違反報告)
のに - とっても面白くて大好きです!次の更新待ってます (2015年7月2日 21時) (レス) id: ab600aeaf6 (このIDを非表示/違反報告)
バドミユ - twitter始めました!『@53_3yu』ですね。更新遅れててごめんなさい・・・ (2014年1月10日 21時) (レス) id: f3d14f9184 (このIDを非表示/違反報告)
歌音(プロフ) - Twitterフォローしたいです! (2014年1月10日 9時) (レス) id: 35d1000f69 (このIDを非表示/違反報告)
バドミユ - (´・ω・`)(´д`)みたいな人s>確かに少し焦って更新してますね;誤字とかあるかもしれません(>_<) (2013年11月27日 11時) (レス) id: f3d14f9184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バドミユ | 作成日時:2013年3月30日 18時

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