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プロローグ3 (9/12修正) ページ4

さ「そういえば、君。こんな時間に一人でおって大丈夫なん?」


坂田の言葉に思わず辺りを見渡す三人。
確かに、彼女の周りには家族らしい人はおろか、友達らしい人も見当たらない。
周りにいるのは、彼らに見向きもせずに通り過ぎていく人達。

時刻は既に21時半を過ぎている。
通常であれば、この位の歳の子は家にいるはずの時間。
ヤンチャをしているような子であれば、徘徊をしているかもしれないが、目の前の彼女はそんなヤンチャをしているような子のようには思えない。
彼女と背中を見ると、その背には大きめをバッグを背負っている。

…もしや、家出か?

四人の心は、またしても一致した。
しかし、


『あ、大丈夫ですよ。ここで、従姉妹と待ち合わせしているので。』


あっさりと四人の心配を消し去られ、ほっとした様な、拍子抜けした様な、なんとも言えない感情になった四人。


『えっと。皆さん、どうしたんですか?』

う「あ、いや。でかい荷物持っていたから、てっきり家出かと思ってな。まぁ、安心したというか、なんというか…」

『あぁ、なるほど。実は従姉妹の家に泊まりに行くのですが、確かにこんな格好を見たら家出しているようにしか見えませんよね。ご心配かけてすみません。』


どうやら、顔に出ていたらしく不安そうに見上げる彼女。
慌てて訂正すると、彼女は納得したような顔をした後、申し訳なさそうに頭を下げる。


セ「いや、大丈夫ならええんよ。俺らが早とちりしてしまっただけやから。」

さ「そうそう!君が謝ることなんてひとつもないで!」

『そう、ですか?』

さ「うん!そう!」


坂田の言葉にようやくほっとしたのか、彼女は顔を綻ばせた。


し「そういや、待ち合わせは大丈夫なん?そろそろ従姉妹もついているんじゃね?」

『あ、そうですね。それじゃ、私はこれで。』

し「おう。ありがとうな〜。」


ぺこり、と頭を下げながら去る彼女に四人は手を振ると、その後車が停めてあるという場所へ向かう。

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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八重桜(プロフ) - 坂田家@ななみさん» 突然の告白ありがとうございます(笑)楽しんでいただけているようで嬉しいです。ぜひ充実した青春をお過ごしください(( 頑張って更新していきます! (2019年9月22日 18時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
坂田家@ななみ - 好きです(((唐突 いつも楽しみにしています! 私はまだ中学2年なので青春はこれからなのだグヘヘ(((殴 これからも頑張ってください! (2019年9月22日 12時) (レス) id: 2a6ac8898b (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - もこ。さん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけているようで、とても嬉しいです!自分もあまり青春らしいことを経験してこなかったので、せめてここでは…と思い、楽しんでいる夢主さんを書いてみました。ちゃんと完結できるように更新していきます! (2019年9月19日 4時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)
もこ。 - 初めまして。自分は学生ではないのですが、ウキウキとしてしまいました。青春というものをしてこなかったので、最初からキュンキュンしてしまい、夢中になって虜になりました!これからどんな風に進むのかが楽しみで、唯一の癒しになりました。応援してます (2019年9月18日 19時) (レス) id: 180e559c34 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけているようで何よりです!コールのご指摘もありがとうございます。後ほど修正いたします! (2019年9月17日 18時) (レス) id: 62b3e739f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:八重桜 | 作成日時:2019年9月4日 4時

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