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7* 自分の家で迷います ページ8

銀「それじゃあ……俺は行くけど
何かあったらまたいつでも頼ってね

というか、暇な時とかいつでも来てね!?
銀さん待ってるからね!?」


「はい! また!」



――どうやら銀時は、これから別の依頼が入ってるらしく。

名残押しそうに彼女の手を握れば、Aは笑って握り返した。


その笑顔に、また後ろ髪引かれつつも。


銀時が曲がり角で消えたのを確認すると
目の前の豪邸に目を向けた。



「さぁ、それじゃ…攻略しますか」



いざ決心して、大きな門を開ける。
…すると目の前に明るい情景が広がった。


右手には大きな噴水。いくつものトピアリー。
巨大なプールの様なものもある。…大理石だ。


左手には広大な土地の庭。色とりどりの花が咲いている。

その隣にはオレンジの屋根と、その下に机と椅子。テラスの様なものがある。


そして前方に見える大きな屋敷。
白を基調にしたその巨大な建物にごくりと喉を鳴らした。



「……あの屋敷も…この屋敷の土地なのかな?」



奥に見える、この家とは一回り小さい……とは言っても、普通の平家よりも随分大きい建物が見える。

形は何だか…現代の国宝、金閣寺のような物だ。



「……おじゃましまーす…」



自分の家とは言い聞かせている物の
やはり気がひける物で、控えめに呟いて扉を開ける


引き戸の先には、広い玄関が待ち伏せていた。
高級感のある石畳に囲まれ、すん、と息を吸えば新しい木のいい匂いがした。


上がって廊下を見渡せば、窓のおかげで明るいものの、突き当たりの見えない程の長さだ。



そして、待望の第一室目。


勢いよく開けた襖の先には、長い長い机と畳があった。

例えるなら……そうだ、「大奥様の、おなぁりぃ〜!」の時の長いアレ。

きっとここがダイニングになるだろう。



……と、隣の部屋を覗けばシンプルなフローリングの部屋。
そして何も置かれていないので只々広い。
ホテルのスイートルーム程だ。

ここが居間にぴったりだ。


そしてその横には20畳ほどのフローリングの部屋が二つ。


全て調べ終えたが、和室は最初の大奥様の部屋だけでその他全て洋室になっていた。



「そうだ、トイレトイレ……」


現代でいうトイレ…この時代では、厠という。
だが、まだその言い方を彼女は気付いていない。


この大きすぎる自身の家で、迷ってしまった。





「トイレどこぉ〜〜〜!!?」

8* 警察に捕まりました→←6* 自分の家に案内されます



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おそらまめ@個人経営(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます!沖田くんは神の上ですね!(は?) (2020年3月15日 1時) (レス) id: a071833898 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - この作品は神です! 沖田くんは神神です!(?) (2020年3月14日 23時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ@個人経営(プロフ) - Dsloveさん» 歩きスマホしちゃってますね。すいません、ご指摘ありがとうございます、、、 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
Dslove(プロフ) - 歩きスマホですか? (2018年9月11日 22時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の銀時か高杉の姉か妹がワールドトリガーかアニメKか転生したらスライムだった件の世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さい (2017年10月29日 12時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おそらまめ | 作成日時:2016年8月31日 23時

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