4* 見知った顔を見つけました ページ5
―…ちなみに、彼女は気付いていない様なのだが
路地裏から出て来た女子高生を、道行く人々は
物珍しい顔でジロジロと見ている。
いや、本当に気にしていない様なのだが。
「本当に来たんだぁ、江戸へ……」
広い大通りをスキップしながら進む。
……しかし、重大なことに気付いてしまった。
「あれ、私………何処で寝泊まりを…?」
そういえば、ここにきてあげると言っただけで
神様は何も言ってはくれなかった。
途端にふつふつと……怒りが湧いてきた彼女。
周りの目を気にすることなく空に向かって叫んだ
「おいクソ自称神ィー!!
これから私どうすりゃいいって言うの!!
家与えなさいよ!!
でなけりゃあんたの事バラすからね!!!!」
―…すると、ひらひらと落ちてきた紙切れ。
するりとそれは彼女の手の平に乗っかり、
見てみるとそれはどうやら、地図の様で。
しっかりと書かれた道や店名に、
“ココ↓”と記された家の様なもの。
詳しく書かれたその地図は
恐らく彼女の家の経路を示している様だ。
「参ったなぁ……私、地図よめないんだよね」
とほほ……。
折角、神から貰った鮮明な地図なのにも関わらず
そうつぶやいて頭をかく。
……しかし、何だかいい事を思いついた様で。
「そうだ! わからないなら……
聞けばいいんだ!」
地図を握りしめ、人々に道を尋ねる。
しかしそれは、この地図の家を尋ねているわけではなく。
また何処か、違う場所を尋ねている様だ。
「ハァ………着いた……!」
地図を片手に、足を止めて目の前の家を見上げる。
そこの看板には……“万屋 銀ちゃん”の文字。
本当にあった事に感動して、涙が出ている。
「私、本当に銀魂の世界に来れたんだ……
どうしよう、幸せすぎる……」
さっきまで、これからどうすれば、とか、クソ神だとか言っていたくせに
もう幸せだとかを抜かしている。
空で神はぷんすか怒っていそうだ。
………そんな時、ガラリと目の前の扉が開いて。
「……!!」
?「あれ……アンタ、見かけない顔だね」
黒の着物に江戸時代の女性の髪型…。
漫画でみた、お登勢さんの姿だった。
5* 大好きな銀髪の人に会います→←3* 目が覚めたら其処は江戸でした
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます!沖田くんは神の上ですね!(は?) (2020年3月15日 1時) (レス) id: a071833898 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - この作品は神です! 沖田くんは神神です!(?) (2020年3月14日 23時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ@個人経営(プロフ) - Dsloveさん» 歩きスマホしちゃってますね。すいません、ご指摘ありがとうございます、、、 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
Dslove(プロフ) - 歩きスマホですか? (2018年9月11日 22時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の銀時か高杉の姉か妹がワールドトリガーかアニメKか転生したらスライムだった件の世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さい (2017年10月29日 12時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おそらまめ | 作成日時:2016年8月31日 23時