謎の男(倉間side) ページ18
(人1)を追っかけてサッカー塔を出ると、既に(人1)の姿は無かった。
倉間:「くそっ」
俺が生まれて初めて恋した女。
“星宮A”
アイツは、優しくて可愛くて、いつも笑っていて、俺の太陽だった。
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『のりひと!』
『ん? えっ、なにしてんの…?』
『あのね、のりひとにあげようとおもって。 …あっ!あった!!はいっ!だいすき!のりひと!!』
今でも覚えてる。
俺はポケットにしまってある生徒手帳を、そっと開いた。
そこには、あの時アイツがくれた、四つ葉のクローバー。
もう乾燥していて、触れば崩れてしまいそうな程もろく見える。
このクローバーを見る度に俺は、アイツとの記憶を思い出しては、長々と浸る。
・
・
でも、もしかしたら…
それは今日で終わるかもしれない。
アイツが…
(人1)が、俺の初恋のAなら…
・
しばらく(人1)を探し回っていると、校門の前でアイツを見つけた。
倉間:「あっ、(人1)……?」
俺は素早く近くの木に身を隠す。
(人1)の前には、俺達よりは年上そうな男。
(人1)を、高い位置から見下ろしている。
?:「…A」
貴女:「え? …っ!!」
名前を呼ばれた(人1)は、目の前の男を見ると、すぐに顔を歪ませた。
?:「やっぱり…ここにいた。」
貴女:「…何しに来たの」
?:「何って? 家に戻ってきてもらう為だよ。」
貴女:「!」
家に戻ってきてもらう?
なんだアイツ。
家出でもしてたのか?
貴女:「家じゃない。私の家は、あんたら親子の家じゃない!!
私の家は、この稲妻町にある、お母さんと住んでいる家!!
あんなとこ…
私の家じゃないっ!!」
なに…? なんだよ?どうしたんだ?
俺の目の前では、見た事もない(人1)の顔。
目にはうっすらと涙があり、怒りで狂ってるような雰囲気。
(人1)の目の前にいる男は、誰なんだよ…
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ユキ(プロフ) - 初めまして!! この小説すっっごく面白いです!! 私倉間大好きなので、読んでてとても楽しいです(^^)この展開…続きが気になります〜! 応援してるので、これからも頑張ってください* (2012年3月8日 8時) (携帯から) (レス) id: 066110bd13 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - お久(笑)そうだねぇ、一番静かになった時に限って鳴っちゃうんだもの!お腹空くんだけど…異常に量欲しがってるんだよね…今、お昼ご飯食べたばっかだけどもうお腹すいた(笑) 明日私立だわー!!(泣) (2012年1月28日 13時) (レス) id: a6a5eb5ad1 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 私一番後ろwwでもなぜか眠くないw 私もお腹すいちゃうよー!ごろごろ鳴る!食べてるのにおかしいなぁ… (2012年1月15日 22時) (レス) id: a6a5eb5ad1 (このIDを非表示/違反報告)
優里 - あい>>授業は寝てるよ!一番前だけどw 最近お腹が鳴っちゃってね、今も。空きやすいのかなぁ? (2012年1月12日 1時) (携帯から) (レス) id: f90c8ebf5e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - でも一週間もなく学年末テストさorz 私も勉強中に力尽きてそのまま机に突っ伏して寝ちゃってるww寝ちゃえ!授業中も寝ちゃえ← (2012年1月11日 20時) (レス) id: a6a5eb5ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優里 | 作成日時:2011年10月11日 20時