【銀魂3Z】銀魂高校保健室の九条先生

5話 九条先生と妙ちゃんと詐欺 ページ8

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『振り込め詐欺？』

「ええ。先生も気をつけた方が良いですよ」



保健委員である妙ちゃんが言った。

どうやら昨日、家にオレオレ詐欺の電話がかかってきたらしい。

あ、また設定書き忘れた。



『大丈夫って、うちそがんと引っかからんけん』

「いえ、注意した方が良いですよ。それに友達の花子ちゃんが詐欺に引っかかったらしいですし」

『えっ、それ大丈夫やったと？』

「はい。ちゃんと警察に届けたそうです」



それを聞いてとりあえずひと安心する。



『ちなみに、どげんとに引っかかったと？』

「振り込め詐欺だそうですよ。″貴方宛に50万円の請求が来てます″って。花子ちゃんったらそれを急いで振り込んだらしくて」

『へぇ、あからさまに詐欺とにね』

「先生も気をつけて下さいね。なんだか先生危なっかしいわ」

『大丈夫って！』



不安そうな顔をする妙ちゃんをなんとか言い聞かせて昼休みは終わった。

















帰り道


銀八side


『「痛っ!!」』



角を曲がると突然誰かにぶつかった。



「いてて……、あ？ Aじゃねぇか」

『いったー…銀八？ ごめん！ うち急いどっけん！』

「え、ちょ、どうしたんだよ」

『……実は、』



































″九条A様

貴方に80万円の請求がきています。直ちに○○口座の〜〜〜〜に振り込んで下さい。10日以内に振り込まなければ貴方の家に△△組のヤクザが取り立てに向かいます。

○○金融″



「………」

『そーゆー事やけんうち急いで銀行行かん「おい」なに？』

「それ詐欺だぞ」

『え″』

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