煌めく七星に月明かりを.［KZ］

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「KZは……今日をもって解散することとなる。」



「…え……？」

辺りを見回すと、小塚くん以外の皆は、やっぱり、という風に頷いていた。


「なんで…、?!」

「理由は俺、若武と上杉がＺで寮生活の為

また、美門が留学をすることとなった為


これからのKZは勉強に専念しようぜ」
　

ぶわっと 涙が溢れる。

「嫌だッ、嫌嫌嫌嫌…!!!」

狂った様に私が叫ぶ。

そんな私に負けない位の声を出したのは、意外にも小塚くんだった。


「僕達は何事も皆で乗り越えてきたよね」



「もう良い、もう良い。

分かったからアーヤも小塚も泣き止めよ」


何よ…キッと若武を睨むと、翼は涙を浮かべて大笑いをした。



「俺達、ドッキリしてたんだよ」

は？


「最初俺が黒木に誰かにドッキリ仕掛けない？って誘ったんだ。

案外黒木が乗ってきてさ。そしたら上杉に勘付かれてさ、


そこに若武が、3人で何の話してんだよってなって、


小塚とアーヤにドッキリを仕掛けることになった訳。」


ごめん。と、素直に謝っている翼。





「酷いッ!!!」


「さすがにKZ解散っていうドッキリ(嘘)はダメだと思うな」



　




「KZ解散だって言われて、凄く悲しかった。

でも同時にしょうがないかな、なんて僕は思っていたんだよ」


柔和に微笑んでいる小塚くんだけれど、とにかくオーラが恐くて。



「小塚くんの言う通り。

いけらドッキリだからといってKZ解散は言い過ぎでしょ」


小塚くんのオーラがよっぽど怖かったのか……



「「「「ごめんなさい」」」」

同時に息ぴったりに謝る皆。



「当分の間は許さないんだから」

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