夏油が自分のことを好きだと気が付いたので挑発したら痛い目にあった話

3話 ページ3

まぁ、そういう事があり、夏油が私のことを好きだということが確信に変わったわけだが



A「ま〜じで、私のこと好きなんだな〜」



夏油が私のことを好きだと分かってからは、夏油が私に対する態度は私に対する好意なんだと気が付いた。



「おはよう、A。隣いい？」


A「あぁ、夏油、おはよう。いいよ」





噂をすれば何とやら、朝、何となく早く起きてしまった私は談話室でコーヒーを飲んでいた時、
ちょうど夏油が話しかけてきた。


夏油は私の横に座ると持っていたコーヒーを飲み始める



前から思っていたけど、夏油の手は凄くきれいだ。

女性のように柔らかいわけではないが、すらりと伸びていて男性特有のしっかりとした手だと思う。





A「夏油って、ほんとに手、綺麗だよね」




惹きつけられるように、そっと夏油の手に触れるとビクリと身体が動く

上を見上げると耳まで真っ赤になっている夏油の顔が私の目に映る




「そ、そんなことないと思うけど…」





目を逸らしながらそう言う夏油の言葉はだんだんと小さくなっていく。




へ〜、ふ〜〜ん、なにこれ、面白いじゃん！！


何されても涼しい顔して笑っている夏油が、

特級呪霊だろうがバンバンと薙ぎ払っているあの夏油が、

私が触れるだけで動揺している！！




面白い！面白すぎる！いつも余裕ぶってる顔がこんなに赤くなるなんて！！

こんなに面白いものはない！！！

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