頼み ページ25
「死ん、だ…??」
『……』
「ぅ……ぁあ……っ何で…!!」
泣かないで
泣かないで、お母さん
ほんとに、ごめんね
私がもっと強ければ、お父さんが黒トリガーになる必要なんかなかった
お父さんが私を庇う必要なんかなかった
…私なんかより、お父さんが生き残った方が
ギュッ『!』
「…アナタが生きていて、良かった………」
……どうして「親」は子供をそこまで思えるの??
『……夢か』
…お母さん……
『…って、お兄ちゃん?!こんなところで寝たら風邪引くよ…!?!』
雪「!悪い、寝てたか。おはよう、A…調子はどうだ?」
『元気!もう熱もないと思うよ。…看病してくれてありがとね、お兄ちゃん』
雪「当たり前のことだよ。腹は空かないか?」
『空いた!ご飯食べたい…!!』
雪「そう言うと思って準備しておいたんだ。おいで」
『うん!』
もう夜か……ランク戦終わってるな
雪「玉狛、4点取って上位入りらしい」
『!…そっか』
雪「俺達は中位まで落ちて…次の対戦相手は那須隊、諏訪隊、柿崎隊だったな」
『了解。出来れば玉狛が上位に上がった時に戦う相手は私が良かったけど…仕方ないね』
ピロンッ『?』
修ランク戦休んでましたけど大丈夫ですか??
『大丈夫だよーっと…』
雪「…いつの間にメガネと連絡先交換したんだ……」
『メガネじゃなくて修!』
ピロンッ
修良かったです。あの、良かったら射手のことについて教えていただきたいのですが…
『およ?』
雪「?…………!?!!病み上がりのAに何を言うんだ、こいつ…!!」
『あはは、もう治ったよ……でも、意外だな。私に来るんだ…遊真とやり合う私を見て実力差は少なからず感じてたみたいだから頼みにくいかと思ったんだけど』
雪「…俺らは敵だぞ。京介がついているなら別にAに頼む必要はないだろ」
『もう、意地悪言わないの!!私はちょっと嬉しいけどな〜最近後輩の面倒見てないし!遊真は私と戦い方が違うし強いから言うことないもん』
雪「……メガネが失礼なこと言わないように俺も見てるからな」
『お兄ちゃん!!!』
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わをん - 更新頑張ってください。楽しみにしてます (2022年1月3日 0時) (レス) @page31 id: fa23c175aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜花 | 作成日時:2021年9月6日 18時