10本 ページ15
『ーーで、君達はB級2位までに入らないといけないんだけど…まぁ、普通に考えて無理だよね』
三「!」
小「ちょっとA!この子達は私達の弟子なのよ!?」
『そりゃあ最強部隊の桐絵達に教えて貰ったら伸びは良いと思うけど……良いだけだね。そこまでB級上位は甘くない。遊真は強いよ。強いけど、チームの総合力じゃ勝てないでしょ』
小「くぅ…」
空「Aさんから見て、おれが1体1で負ける人ってどのくらいいる?」
『…ふむ。遊真ってボーダーのトリガー何使ってるの?』
小「スコーピオンよ!1ヶ月ちょっとで物にしたんだから!!」
『B級の中でも5人くらいにはやられると思うよ』
小「!」
空「なるほど」
三「でも、空閑だって今までの経験がありますし…!」
『じゃあ、試してみよっか!私と10本勝負しよう。遊真』
小「!あんた」
『1本でも私から取れたら、認める。取れなかったら……まぁ、その時はその時で!どう?やる??』
空「やるよ。Aさんとは戦ってみたいと思ってたんだ」
『決まりだね!』
小「冬夜さん!!Aが今日珍しく年下に厳しいんだけど!!!」
雪「?どうした??」
小「遊真と10本勝負するとか言い出したのよ!」
「「「え」」」
木「…大丈夫か?」
小「大丈夫じゃないから言ってるのよ!!しかも弧月よ!?!」
雪「…………その遊真とか言うやつ、Aに何したんだ???」
宇《10本勝負終了!》
三「そんな…」
雨「遊真くん…!」
宇《10ー0!Aさんの勝利!!》
『お疲れ様!』
空「やっぱりAさん強いな」
『あはは、ありがとう!』
雪「何してるんだ?A。後輩に遠慮が無いのは珍しいな」
『遠征に行くってことの重みを知ってもらおうかと思って』
雪「…遠征?……そうか。一応言っておくが、Aのメイントリガーは弧月じゃなくて射手トリガーだ。それどころか、トリガーにもセットはしていない」
三「え…!?」
雪「まぁ、数年前までは使ってたけどな」
『良いよお兄ちゃん、そういうのは。…遠征目指すのは良いけど、私はオススメしないな。「いざとなったら生身でも殺せる」くらいの気持ちがないと無理だよ』
三「っ」
『じゃあ、そういうことで!帰ろう、お兄ちゃん』
雪「あぁ」
空「Aさん」
『ん?』
空「もう10本、やろう」
三「空閑…!?」
『……良いよ』
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わをん - 更新頑張ってください。楽しみにしてます (2022年1月3日 0時) (レス) @page31 id: fa23c175aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜花 | 作成日時:2021年9月6日 18時