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section 10 ページ43

パ「近い近い!見つかっちゃうぞ!
  あいつ、どんどん離れてくぞ。早く追いかけよう」



先ほどまで歩いていた慶次郎が走って行ってしまう



慶「ん?今なんか聞こえたような…」


パ「シーッ…静かに!見つかっちゃうぞ!」


慶「俺の聞き間違いか、おっと、長居しすぎた、そろそろ…」


パ「あいつ、どんどん離れてくぞ。早く追いかけよう」



そして物陰から慶次郎の行動を見ていた

しかし、そこは人気のない海辺だった



ヴェ「こんな場所に何をしに…」

パ「何か埋めたみたいだぞ!見てみようぜ〜」



慶次郎が何を埋めたのか見るために、近寄って掘り返してみる

すると中からは一つの冊子が出てきた



パ「うーん…これは…帳簿?
  オイラはてっきりモラでも埋めたのかと思ったぞ、がっかり」

蛍「たとえ見つけてもそれは商人のだよ」

『パイモンはそれが目的だったの?』

パ「えへっ?」

ヴェ「見せてくれ、これは…」



ヴェルナーはその冊子を目にすると、食いつくように反応した



ヴェ「間違いない、これだ。取引の記録が一つ一つ綺麗に残ってる。これでヤツの罪を証明できるだろう」

『おおっ、思わぬところで証拠をゲットだね』

蛍「そうだね」

パ「証拠も手に入れたことだし、まずは久利須会長にこのいい知らせを教えに行こうぜ?」

ヴェ「じゃ、じゃあ俺はここで。先に戻るよ」

パ「えっ?一緒に行かないのか?」

ヴェ「会長に会うのは…まだ少し時間がいる、すまない」

パ「ヴェルナーってひねくれた性格だな」



ハッとしないが、とりあえず私たちは会長に報告するためヴェルナーと別れた

そして急いで久利須会長に知らせに行く


すると、万国商会の前には先ほどの慶次郎さんがいた

何やらまた税金徴収をしているらしい…



久「もう本当にありません。このままでは商売も損するだけで、飢え死にしてしまいます…」

慶「法令は法令、規則は規則。払うべきものは払ってもらう、言い訳は無駄だぞ?」

蛍「規則を守っていないのはお前だ、慶次郎!」

慶「あん?誰だお前、商会の新入りか?」

パ「お前の帳簿はもう手に入れた。それと隠してた物もな。転売して儲けてたことも、すべて公に晒してやる!」

久「なんと?そうだったのですか?」

会「ずっと騙されてたのか!」

慶「あの…その…税金のことは…俺は…」



帳簿のことを口に出すと一気に弱くなる

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年9月14日 21時

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