魔神任務第二章プロローグ 秋風に舞いし紅葉 ページ2
私たちはとりあえず遺跡を出る
そして璃月を見渡せる丘へ来た
ここで少し頭を冷やそう…何が何だかわからなくなってきた
パ「大丈夫か?オイラもまさかおまえらのお兄さんが、「アビス」と一緒にいるなんて思わなかったぞ…」
蛍「少し落ち着いてきた…」
『ありがとう…パイモン、本当に』
パ「気をしっかり持ってくれよ、蛍、A……あー、えっと…A様?」
『様はやめて…今まで通りでいいよ』
パ「でも…あの帝国の皇女様だって思うと…失礼にあたる気がして…」
『もう今は滅んだ国なんでしょ?ならもう私に地位は何もない。今はただのAだよ』
パ「そう、か…?そう、だよな、そうだよな!」
『うんうん(^^)』
パ「ちゃんとしてくれよ?オイラはお前らを信じてる、お兄さんのこともな。今はまだ受け入れられないかも
しれないけど、立ち止まるわけにはいかない、そうだろ?」
『うん、そうだね』
蛍「きっと何か事情がある」
パ「お兄さん言ってたよな、オイラたちに「旅の終点に辿り着け」って。それってきちんと話をしてくれる気が
あるってことだと思うぞ。「旅」がなんなのか、「終点」がなんなのか、オイラたちで見つけないとな」
蛍「ありがとう、パイモン」
パ「気にすんな、仲間は助け合ってこそだからな。
でも、これからどこに行けばいいんだ?旅を続けるなら…」
蛍「まだ「あの神」を見つけてない…」
パ「それって、お兄さんと離れ離れになった原因の神のことだよな……確かに、あの神が今のこの複雑な状況を
つくった元凶でもあるからな!
蛍「ぶっ飛ばしてやりたい」
パ「オイラも応援するぜ!想像しただけで、なんだかスッキリしてくるな!」
『随分過激的だね…( ◠ ◡ ◠ ;)』
パ「もう風神と岩神の二人には会ったから…このあとは…」
『次は稲妻。雷神に会ってみよう』
パ「おう、でも前に鍾離から聞いたように稲妻はいま鎖国状態で、普通の方法じゃ入れない」
そーだった…「鎖国」…その問題があったな
普通にやっても入れないなら…潜入、とかになるのかな?
私は顎に手を当てて考え込む
パ「だから、どうやって行くか稲妻の人に尋ねてみようぜ?」
『えっ?』
パイモンの斜め上の解答に驚いて顔を上げる
蛍「一人心当たりがある」
パ「オイラもだ!璃月港にいる竺子さん、たしか稲妻から来た人だったよな」
『そういえば…』
パ「彼女に聞いてみよう!」
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年9月14日 21時