原神〜2人の姫と1人の王子〜 I

section 4 ページ7

〜戦闘後〜




ア「最近、荒野の化け物が城に近づいてきてるの。今回の任務はその巣の掃除よ」




アンバーと共にヒルチャールの巣を片付ける




パ「ふぅ、楽勝楽勝〜」


『簡単だとは思ったけど、やっぱり怖い…』


蛍「Aは好んで戦うってことがあまりなかったからね。しょうがないよ」


ア「でも、あんたたちも戦えるなんて思わなかった……支援ありがとう。
　 ねえ、戦ってどう思った？」


蛍「楽勝だね」


『私はまあまあかな…』


パ「なんでこんなところにヒルチャールが現れるんだ？こういうヤツらは普通、都市から離れたところに巣を
　 作るよな？」


ア「そうね、本来だったら荒野にいるはずね。でも最近、風魔龍が頻繁に出現するようになって、キャラバンの
　 ルートに影響があったの。暴風が発生する度に怪我人も多数出るし…騎士団はその被害から守らなくちゃ
　 いけなくてね」


『だから、この子たちの活動範囲もだんだん城のほうに？』


ア「そう。でも、今日また１つ巣を片付けられたから進展はあったわ。さあ、私についてきて！
　 真面目で優秀な騎士が，あんたたちを城まで守ってあげる」




私は3人から少し離れる





『ﾎﾞｿ ティート、わかってると思うけど、これからお城に行くの。動物のフリ、できる？』



“妾がそんなこともできないと思われているとは…舐められたものだな”



『あ、いや、そういう意味じゃなくて…』



“お主も、瞳の秘密はバレてはならない。今より深くローブをかぶるのじゃぞ”



『髪で隠れてるからちょっとくらい大丈夫だよ』



“安全のためじゃ。一応用心をしておかねばならぬ”



『はーい』







パ「おーい！Aー？何してんだー？早く行くぞー！」






『あ、うん！待って！今行く！……ﾎﾞｿ じゃあちゃんとしてね？絶対に喋っちゃダメだからね』



“わかっておる。妾に任せよ”



『大丈夫……だよね』




心配だな……ティートならそんなミスをすることはないとは思うけど…

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