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シ「天空のライアーには、その使用に決まりがあるの。
  バドルドー祭の期間中だけ使えるのよ。それに貸し出しには団長、主教、それから民衆の代表者の同意と
  サインされた書類が必要だわ。それで、騎士団のサインは?」


蛍「団長に言われてない…」


『ごめんなさい、忘れてた』


シ「とにかく、書類は必須よ。最近は忙しくてね、他に用件がなければ失礼するわ」


『あ、す、すみませんでした』



シスターさんとは別れ、ウェンティにシスターさんとの会話を報告しに行った



ウェ「はぁ、やはり君たちでもダメだったか…」


ぱ「わ、わかってたのかよ?」


ウェ「まあ、騎士団のスーパールーキーの蛍とAの実力を見たかっただけだからさ。それにほら、勇者が村に伝わる
  宝剣を手にする———こんな展開、詩にするにはぴったりじゃないかい?」


パ「なんか失礼だぞ、吟遊詩人」


ウェ「誤解しないで、これはモンドに対して失望しているんだよ。勇者相手に宝剣をケチるなんてね。
  さて、ちゃんとした方法で借りるのは無理みたいだから、別の手を使うしかないね。自由意志を尊重して、
  君の意見を聞こう。どう()ればいいと思う?」


蛍「……」


『ま、待って?それって……』


ウェ「さあ、話そう。好きなだけ話すことこそ、自由ってものだろう?」


蛍「『盗みはしたくない!』」


ウェ「はははっ、君たち、最初からそれはないよ。真面目に言うとさ、ボクより君たちの方が向いてると思うんだ。
  だってボクは歌うこと以外、長所といえる長所はないからね。それにボクは一人ぼっち、捕まったら冤罪を
  晴らしてくれる人もいない。きっと重罪に問われる」


パ「泥棒して捕まったなら、別に冤罪じゃないだろ」


ウェ「でも蛍とAは違う。君たちはモンドに貢献した、騎士団の未来のスターだから。
  ミスしてもちゃんと説明したら、誤魔化せるかもしれない。それに、ここの守衛たちは夜になると帰っちゃう
  らしいよ。タイミングをちゃんと狙えば、ミスをしたくてもできないと思うんだ…」


パ「ミスを前提に考えるな!」


ウェ「蛍とAはどう思う?」


蛍「さっき自分がバルバトスだって言った」


『嘘ついてなかったでしょ』


ウェ「確かにそう言った気が……だから?」


蛍「神なら、見て見ぬフリはできない」


ウェ「おや、それはどうして?」

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ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時

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