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section 2 ページ43

『フフッ』


“どうしたんじゃ?”


『(いや?あのシスターさん、面白いなあと思って)』


“何がじゃ?”


『(ウェンティにお姉さんって呼ばれると喜んでるのに、必死に我慢してるんだもんw)』


“お主も大概じゃな”




ウェ「うん…仕方ないね。これ以上、隠したままにするわけにもいかないか!
  ボクの忠実なる信者よ、喜べ!今、君の目の前にいるのが、風神バルバトス本人なんだ———。
  驚いた?泣きたくなった?仕える神様に会えてどう?感動した?」




『(えっ?)』


“アホか。今の状況的に都合の良い名前を借りただけのやつになっておる”


『(いきなり何を言い出すの?ウェンティ…そんなの信じてもらえるわけ__)』




シ「…他に用がなければ、私は戻って仕事をさせてもらいます」




『(まあ、ですよねー……あれはシスターさんが正しい反応だね。
  でも、ウェンティは嘘を吐いてない……どう言うこと…?)』


“………”


『(?。ティート?)』




ウェ「ま、待って———」




『(はは…ドンマイ…)』



私たちはウェンティに駆け寄って、結果はどうだったか聞いてみることにした

するとさっきまで泣きそうな声を出していたウェンティも開き直ったかのような声で喋り始めた



ウェ「うん、シスターは振り向かずにそのまま行ってしまったよ。でも、予定してた目的はクリアした。
  少なくとも、彼女はこの大聖堂に天空のライアーがあることを否定しなかった。それで、蛍、A。
  騎士団で話題の新人くんたち…君たちもやってみないかい?」


『えぇ……わかったよ…』



さっきウェンティが話していたシスターさんの後を追いかけ、話してみることにした



シ「風神のご加護があらんことを」


蛍「こんにちは」


『栄誉騎士の、お姉…蛍と、風流騎士のAです』


シ「あら、あなたたちは…騎士団の新メンバーね?どうしてここに?代理団長様から何か頼み事かしら?」


蛍「うん、騎士団は天空のライアーを借りたいの」


シ「本当に…?」


『う、うん』


シ「あなたたちのことを疑ってるわけじゃないけど、少し前に怪しい詩人に同じこと言われたから。
  彼はデタラメを言っていたわ、あまつさえ自分のことをバルバトスだともね。きっと何か企んでるのよ」



『(うーん……嘘はついてないんだけど…でも、いきなり自分は神様だ!って言う人を信じられるわけないよね)』

section 3→←2話 ウェンティの計画〜舞台裏の話〜



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ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時

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