検索窓
今日:7 hit、昨日:48 hit、合計:41,279 hit

section 12 ページ40

ウェ「はぁ…懐かしいなぁ…」


『ここに来たことあるの?』


ウェ「まあね」


『トワリン…今も泣いてるのかな…』


ウェ「そういえば君たちはトワリンのことをどう思ってるんだい?気になるなぁ」


蛍「えっ、それ、急いで教えてもらわなくてもいいって言ってたじゃない」


ウェ「まあいいよ。ここに戻ったのは久しぶりだからさ。それにボクの帰りに不満を抱く者もいるみたいだしね」



ウェンティが草原の方を見つめている

私たちもそっちの方を見てみると、緑の風元素を纏ったふわふわした物体が辺りを飛んでいる



パ「風が———強すぎて———目も開けてられないぞ———。あの生き物…そよ風の平原でしか現れないはずじゃ?」


『…ッ、ウェンティを追ってきたんじゃない?』


パ「蛍、A…あいつと「風」元素の関係は、お前らよりもずっと深いみたいだな」



〜なんとか緑の生き物を倒し終わった〜



ウェ「ふぅ…風向きの影響を受けるのは龍だけじゃないようだね…そうだ、さっき誰かに龍の過去を教えてもらった
  って言ってたね?」


蛍「うん(╹−╹))」



〜理由を説明中〜



ウェ「…そうだったのかい?リサという人は、そういう風に思ってるんだ。
  そう、ここまで来たのは双方が武力行使をし始めたからさ。でも彼の最初の憎しみは、人々が「四風守護」
  を祀らなくなったからじゃない。あれは自然に生まれた憎しみなんかじゃないんだ。
  腐食された後の産物だよ」


パ「ふ、腐食?」


ウェ「心臓に流れ込んだ黒い血が彼を苦しめ、何年もの間、穏やかに眠れていないんだ。だから今回、目覚めた彼の
  精神がアビスの魔術師の呪いによって腐食してしまった」


蛍「モンドで聞いたような…」


『アビス…』


ウェ「そうさ、人ならざる者によって結成されたアビス教団、人類の敵となる組織だよ。
  もちろん、今アビス教団は君の力を狙って動いているだろうね。気をつけるんだよ」


『う、うん…』


ウェ「彼らのことはよく知らないけど、人間の世界に対して深い悪意を持つことだけは知っている。
  荒野のヒルチャールも、ヤツらの指揮で動き、ヤツらの手足となってるんだ。ここに来るまで、ボクも
  トワリンと同じ呪いに蝕まれていた。でも、今ボクたちのいる場所は「英雄の象徴」、モンドの全ての源だ。
  木々の隙間から流れる風は心地よく、ボクの好きな匂いがする」

section 13→←section 11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
97人がお気に入り
設定タグ:原神 , 空蛍 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。