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section 10 ページ38

〔———という話がある〕


ウェ「聞いたことある?」


蛍「いいや、全然」


パ「オイラもないぞ」


『私も…』


ウェ「え!?Aも!?ちょっと〜、ちゃんと教えとかなきゃダメでしょ〜?」


〔教えるつもりだったが…お主が急かしたせいじゃ〕


ウェ「えへっ☆」


〔はぁ…〕



『…それで、そのお話と私の力は、どういう関係があるの?』


ウェ「おや。随分鈍感な子なんだね」


〔妾もそれには頭を悩ませる〕


『?』


〔今の話は…




お主の「前世」の話じゃよ〕





『…え…?』


〔お主は輪廻転生しておるからな。ある意味前世じゃ〕


『…え?……だって、今までそんな話、一回も…』


〔お主には知られたくなかったんじゃ〕


『え?』


〔今世では兄弟との旅を楽しんでおる。それに水を差すのが嫌だったんじゃ〕


『水を差す…?』


ウェ「そう。だっていきなり「君の力を狙っている人がいる」なんて言われたら安心して旅ができないじゃないか。
  多分それが嫌だったんだよ。ふふ、君も随分情が移ったね」


〔まったくじゃ〕


ウェ「最初の頃は守護者の命を守れていればいいっていう考えだったのにね。今世の子はそんなにお気に入りなの
  かい?」


『?』


〔まあ、こやつは無謀なヤツじゃ。その無茶に付き合わされている間に情が移ったんじゃろうな〕


『……(o_o?)』


ウェ「そう。じゃあ君がそんなに大切にする子ならボクも全力で守ってあげなきゃね」


〔今回、ファデュイやアビスも動いてくるじゃろう〕


ウェ「だろうね〜。っていうかアビスはほぼ確定。うーん…まあ、君と契約してればある程度大丈夫だとは思うけど、
  一応ってことせ…はい、これ」


『?。何?これ』



ウェンティが満面の笑みで不思議なガラス玉を見せてきた

なんの色もなくて、とても不思議な物だった

これは「神の目」、というらしい



ウェ「触ってごらん?」


『え…』


ウェ「いいからいいから♪」


パ「おい!Aに変なことさせるんじゃないだろうな!」


ウェ「どうだろうね」



私が触れてみると光が溢れて風に包まれた

強風のせいで浮いてるらしく、辺りが風流でお姉ちゃんやパイモン、ウェンティやティートも何も見えなく
なってしまった



『お姉ちゃん…?ウェンティ!ウェンティ!どこにいるの!?どうすればいいの?助けて!!!!』



私が叫ぶと外から光が伝わってきて風の渦がだんだん薄くなり、地上に優しく下ろされた

section 11→←伝説



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ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時

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