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section 8 ページ35

ウェ「それで、ティートって?」


『え…?』


ウェ「どこにいる子?」


『えっと…』


ウェ「(*゚▽゚*)」


『私の中にいるよ』


ウェ「中?」


『そう。私の中にいるの。神獣みたいな見た目で、いつも偉そうなんだけど、とっても物知りだし可愛いよ』


ウェ「見たい!」


『え?』


ウェ「見たい!」


『ごめんね。今は寝てるから、また今度ね』


ウェ「うーん…まあいいや!」



うーん…?よくわからない子だなあ…



『ごめんね』


ウェ「…じゃあちょっとこっちに来て?」


パ「おい!Aをどこに連れてくつもりなんだ?」


ウェ「ちょっとね〜、まあ安心してよ、とって食ったりしないから」


蛍「じゃあ、後でね」


『う、うん!』



ウェンティが先導して、木の裏側に行った

いきなりクルリと体の向きを変え、話を始めた



ウェ「ねえ、ひとつだけ聞いていい?」


『う、うん…』





ウェ「君は何者?」





『え…』



心臓がドクリとはねた音がした

別に何か悪いことをしたわけでも、悪者でもない

なのに、私の体はその疑問を恐れているかのように、ひどく動揺した



ウェ「君のその左目は宝石眼…またを魔眼,とも言うね」


『な、何を言って…?』


ウェ「君はその力を何に使うつもり?」


『え…?』

ウェ「君はどんな色なのかい?ちょっと失礼するよ」


『ビクッ』



ウェンティが近づいてきて

左目にかかっている前髪をゆっくりとずらすと

驚いたようなかおをしてこちらをじっと見つめている



『?…』


ウェ「へぇ…これは初めて見るね。君の世界はどういう風に見えてるの?」


『え———』




〔ダメじゃ〕



パァンといきなり胸が光り、強風が吹いた

お姉ちゃんとパイモンも異変に気づいたようで

慌ててこちらに駆け寄ってくる


お姉ちゃんたちが唖然としていると

光と風はおさまり、ティートが出てきた



〔お主の秘密は口外してはならぬと言ったはずじゃが?〕


『でも、嘘ついてなかった…』


〔当たり前じゃろう。そやつはお主に「確認」をしていただけじゃからな〕




ウェ「君は…まさか…」


〔久しいのう〕


ウェ「……ふ、ふふふ、あはははっ!まさかあの君がそんな可愛い姿になっているとは!あははは!」


〔わ、笑うでない…!///妾も好きでこうなったわけではない〕


ウェ「あははははっ!はー……それで?君のお姫様はどんな力を持ってるの?なんで知りたいかは単なるボクの
  好奇心さ」

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ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時

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