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パ「西風騎士団…の栄誉騎士に風流騎士!?」
『風流騎士!?……って何?』
パ「お前知らないのか?」
ジ「風流騎士は昔の西風騎士団にあった階級だ。栄誉騎士とほとんど変わらない。まあ、正しい意味合いでは、
モンドの全ての風循環を管理・統治する…と言ったところだ」
『ええ!?そんな大役を私なんかに任せていいんですか!?』
ジ「まあ、そんなに重く考えてもらわなくていい。モンドの平和を守る、と考えてもらう方が私たちがお願い
したいことと似ているな」
『ホッ…そうなんですね。それなら私も精一杯頑張らせていただきます!』
ジ「ああ、頼もしいな。それから、この謎の答えを探すのに、もう一度力を貸してほしい。風魔龍の暴走、変わった
結晶…その答えはモンドの平和とも関係があると思う」
『(それは
“まあ、そう不服そうな声を出すではない。皆はお主と違って本質が見えぬのじゃからしょうがないじゃろう。
それにこの問題は汝らの力ともなる。自分の力で答えを探し出させるのじゃ”
『(わかってるけど……悔しい……今もトワリンはどこかで泣いてるかもしれないのに、助けにも行けないなんて…)』
“人生とはそういうもの。そういう時こそ焦って歯車を狂わせてしまってはならぬ。今は我慢の時じゃ”
『(うん…)』
ジ「真実に辿り着けるように、風の加護が君たちにあらんことを願っている。何か新しい発見があったら、ここに
来てくれ」
ガチャ
外はもうすっかり暗くなり
風もひんやり冷たくなってきた
パ「さっき…言わなかったことがあるよな。あの時、オイラたちが見たのは、龍と結晶の他に…」
蛍「彼は悪い人に見えない」
『それに…自分で調べて確かめたい』
パ「ああ、やっぱり覚えてたんだな。あの緑のやつ!———下にいるあの人と同じくらい…」
そう言って塀の下を覗いてみると
あの時龍と喋っていた少年にそっくりの少年が左から右に駆けていくのが見えた。
『本当に色が似てる!すごいね!』
蛍「たぶん…本人だと思う…」
パ「『なにーー!?/えーー!?』」
慌てて階段を降り、その人がいるか確認してみると
もうそこには姿はなかった
パ「緑のやつ、いなくなったな」
『でも…残ってる…』
蛍「え?」
『あの人の色…』
パ「本当か!?」
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ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時