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ア「そうだ。次の飛行大会にはあんたたちもエントリーしておくから!
私のスピードについてこれる人がいなくて退屈だったの」
蛍「いいよ。勝たせてもらう」
『次はアンバーも優勝できない!』
ア「へえ?言ってくれるね。ふふ…どうやら、まだ飛行大会の恐ろしさを知らないみたい…じゃあ私に負けるまで、
合法的に、自由に、楽しく飛んでね。飛行規則は守るんだよ!免許停止なんてダメだからね…」
パ「アンバーに言われても、説得力ないな…」
『でも絶対に負けないんだから…!』
私たちはアンバーに宣戦布告をして、大聖堂を出た
出たら特に何をするかも決めていないので、適当にふらふらしていた
ふらふらしていてもモンドはとても楽しいものだった
あちこちから聞こえてくる音楽、そして風に乗って香る花々の良い香り…街を適当に歩いていたって飽きることは
ないだろう
その日は3人で、ギルドで依頼を受け、その報酬で適当に買い物をすることした
パイモンは食料を大量に買い込んでたけど…今お金ないんだって〜…
その日はとても充実した1日だった
怪鳥も無事捕まり、飛行免許をもらい、たくさんの食料と花や日用品なんかも買った
結構出費が激しかったけどね…なんとか宿代は残ってて良かった
広い宿を借りて、ベッドダイブをする
お姉ちゃんに「シーツが汚れるから先お風呂入って」と怒られてしまったので渋々お風呂に行き、すぐに寝てしまった
モンドの夜は静かだった
鳥の鳴く声がし、風寄って歌が流れてくる
?「あははっ……君たちに会えるのを楽しみにしているよ———」
夜の風は歌を運び、鳥のゆりかごを揺らす
風車アスターは種子を遠くまで飛ばし、風車は変わらず動き続ける
世界はそう成り立っている
私たちも何変わらずの日々を過ごすが、それは当たり前ではない
いつか終わるかもしれないこの当たり前を、簡単に捨ててはそれこそ薄情というものだろう
ずっと…ずっと変わらず、みんなと笑っていられるように…
時は止まらない、止まるのはいつも自分だけ…だから
———明日も歩き、幸せのために戦い続ける
魔神任務 序章第二幕 涙のない明日のために 陰の下のモンド〜風の導くままに〜→←section 7
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ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時