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怪「やはり来たか…ん?ただの小娘だと…」


ア「あんたが「怪鳥」!もう逃げられないよ!」


怪「ハハハッ、逃げなくとも、お前はここまで来られないだろう」


ア「うっ……確かに高い…それに遠い」


怪「小娘、今から戻って団長でも呼んできたらどうだ?そしたら降参するかもな」


ア「西風騎士団を挑発してるつもり?今すぐ飛び越えて捕まえてやる!」


『お、落ち着いて』


蛍「周りを観察しよう…そう言ったでしょ」


ア「あっ…そうだね。目の前にいるのに、このまま飛んでいけたら…」


パ「けど、怪鳥はどうやって行ったんだ?」


蛍「まさか、行き来する装置が?」


『えー…でもそんな装置は見当たらないよ。それに、装置を設置できそうな壁もないし』


怪「さらばだ、小娘…」


パ「あっ、あいつ逃げる気だぞ!」


ア「迷ってるヒマなんてないのに。でも、「飛ぶ」以外に、ここを越える方法なんて…」


パ「けど…」


ア「心配しないで。私はモンドの飛行チャンピオンだよ!あの怪鳥にできて、私にできないはずがない!」


怪「おい、偵察騎士。死にたいなら、風の翼なしでモンドの風神像から飛び降りた方がお前らしいぞ」


『アンバーの言っている意味が分かったよ』


蛍「勇気が必要なだけ。これは自 殺じゃない」


パ「ああ、「飛行」以外に答えはないって、蛍もAも分かってるみたいだ」


ア「蛍、A。私が間違えて渡した本…覚えてる?「最初の鳥は飛べなかった。鳥たちが勇気を振り絞ったから
  飛べた」私の答えを見ていて」


蛍「がんばれ!偵察騎士!」


『アンバーならできるよ!』


ア「うん!あいつに偵察騎士の勇気を見せてやる!」


怪「お、おい。馬鹿な真似はやめろ!大人しく帰れ!小娘!」


ア「どうして?よく聞いてみてよ。周囲から聞こえてくる囁きを……飛べる———風はそう言ってるよ」




『アンバー…綺麗…』


蛍「勇気に満ち溢れてるね」


『うん…とっても綺麗な黄色……多分、相手は挑発して帰らせたかっただけ。でも今はアンバーの勇気に怯えてる』




バサッ




パ「アンバー!落ちる落ちる落ちる…」


『あれ?風…風域だ!飛んだ!アンバーが飛んだよ!』




怪「怖いもの知らずが!ここに風域があると気づいて飛び降りたのか?」


ア「風は勇気ある人に加護を与えるんだよ!諦めて捕まりなさい!」




タッタッタッタ




キンッ、キンッ、キンッ



シュッ




キンッ、キンッ

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ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時

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