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section 2 ページ13

〜上にのぼり〜




『高いね…上に何かあるみたい』


パ「でも、どうやって行くんだ?ん、あれは…「炎元素の石碑」?強い元素で攻撃したら、起動させられるかもな!」


『!……龍が…』


ア「うん!龍の気配がする!あれが力の集まるポイントかな?よし!壊そう!」




パン!


ゴロゴロゴロ




ア「ふぅ…疲れた。でも、これで少しはジンさんの役に立てたと思う。以前なら、城内の安全を死守することは
  できた。まあ、それもジンさんの力があればこそなんだけど。でも今、風魔龍がモンド城内を直接
  襲うようなことがあったら……「風向きが変わったなら、策も変えるべきよ」」


蛍「良い言葉だね」


ア「これはリサさんの口癖だよ。そうだ、前に話した「四風守護」の話だけど———過去の歴史に興味があったら、
  リサさんに聞いてみるといいよ。…先に言っておくけど、私が歴史苦手とか、そういうんじゃないからね!
  図書館司書の知識が…偵察騎士を上回っているのは当たり前のことでしょ?」


パ「はいはい。わかったから、もう帰ろうぜ」


『そうだね。ジン団長に報告する必要もありそうだし』


蛍「それに四風守護の話をリサさんに聞きたい」


ア「じゃあ帰りましょう」




〜翌日、二つ目の神殿の前〜




ガ「来たか。近くに来てくれ、何か匂うか?」


蛍「……何も」


『何か、炎スライムが焦げたみたいな匂いがする…』


ガ「この神殿で少し予想外のことがあった。スライム、ヒルチャール…それから…風魔龍が残した魔力の繋がり。
  ははっ、中はきっと賑やかなことになってるだろうな」


蛍「雑魚ばかりだね」


ガ「ほぅ!気合の入った発言だな。「北風の狼(ボレアス)」の神殿が、こんな風になるなんて実に残念だ」


『危なくないの?』


ガ「まあ、お前の姉さんが大丈夫と言ったんだから、大丈夫さ。行こう、お嬢ちゃんたち。「四風守護」は祀られ
  なくなったが、(いにしえ)の風が消えることはない…「四風守護」の周りを掃除してやろうか」




キィィン、ガチャン




ガ「さてと、俺が騎士団の戦い方を見せてやるぜ」




タッタッタ




『ここは、さっきの場所とはまた違って、静かだね』


ガ「俺の推測が正しければ、神殿の突き当たりはそこだ」


パ「なんでわかるんだ?」


ガ「経験だ。…長年、後片付けをしてきた経験だよ」

section 3→←3話 昔日の風〜本の中の静電気〜



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ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時

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