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ジ「……」


ア「……」


ジ「なるほど。モンドへようこそ、風と共に訪れし旅人よ。私は代理団長のジン。こちらはリサ、騎士団図書館
  司書だ」


リ「あら、人手不足を手伝いにきた良い子ちゃんたちかしら?」




『(わぁ…さすが騎士団本部となると、空気が違うね)』



“この光景も久しぶりじゃのう”



『(前にも来たことがあるの?)』



“いや、初めてじゃ”



『(え〜?どういうこと…)』




リ「かわいいわね。ただ、タイミングがあまり良くないわ…風魔龍が目覚めてからずっと、このモンド周辺をうろ
  ついているの。ここ一帯に大きな混乱をもたらしているわ」




『(風魔龍……でも、あの子は泣いてた)』



“妾も感じたぞ。あの者の心の悲鳴がな”




『………』



ジ「A?そんな険しい顔をしてどうかしたか?」


『あ、いえ…なんでも…』


ジ「そうか。なら良いんだが…」


リ「おまけに今のモンドは、元素の流れと地脈の循環が子猫ちゃんが遊んだ後の毛糸玉みたいになっていてね。
  魔法使いにとっては最悪な状況よ…肌も気分も調子悪いわ」


ジ「それがなければ、尋ね人の張り紙を出すよりも、騎士団がもっと効率の良い方法で君たちを助けられるの
  だが。もうしばらくモンドに留まっていてくれ。西風騎士団が問題を解決してみせるから」


蛍「わかりました。騎士団に任せますので、宿屋はどちらに?」


『お姉ちゃん、サボらないの!私たちにだって関係あることなんだから手を貸そうよ』


パ「そうだぞ」



ガ「じゃあ作戦を練るとするか」


ジ「風魔龍がモンドに攻めてきたことで、逆に災いを終結させるきっかけを与えてくれた。それとリサの魔法で
  探査したところ、モンドを包む暴風の源がわかったんだ」


ガ「ほぅ?どこなんだ…?」


リ「放棄された「四風守護」の神殿よ。風魔龍があの暴風を引き起こせたのは、そこに残った力のせいなの」


ジ「私たちの目標は、放棄された四つの神殿のうち、この三つだ。三つだけの理由については…みんなも分かって
  いると思うが」


パ「わからないんだけど」


蛍「モンドの人だけがわかる暗黙の了解かも…」


『いや、そんなことないと思うけど…』


ジ「西風騎士のみんな、時間は限られている。暴風が猛威を振るっている今、守るだけでは意味がない。この
  災害がさらなる拡大をする前に、神殿の遺跡へと向かおう」

3話 昔日の風〜本の中の静電気〜→←section 3



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ゆっきーぷ - 質問やリクエストなどがありましたら是非よろしくお願いします! (2022年8月15日 14時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - まりなさん» 初コメありがとうございます!!語彙力があるって生まれて初めて言われたかもしれません!(笑)。夢主ちゃんの今後の展開を楽しみのしていてください! (2022年8月9日 9時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初コメ失礼します!面白くて一気読みしちゃいました!夢主ちゃんの力がどんなふうになっていくか楽しみです。それと、その語彙力ください!!! (2022年8月8日 22時) (レス) @page50 id: a59eb9fed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月3日 5時

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